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女子アナ宮崎宣子の「ドツボ脱出」自分に似合う服がまったくわからない

芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2021.09.25 11:00 最終更新日:2021.09.25 11:00

女子アナ宮崎宣子の「ドツボ脱出」自分に似合う服がまったくわからない

 

【宮崎さん、教えて!】

 

 最近、今まで気に入っていた服が似合わないなって思えてきました。なにが似合うのかとあれこれ探すのですが、探せば探すほどよくわからなくなってしまいます。

 

 かと言って、わからないから今はいいやと買わないでいると、似合わないと思いながら今までの服を着ることになります。これだと気分が滅入りますし、出かけるのがだんだん嫌になります。どうすればいいでしょう?

 

 

【お答えしましょう】

 

 すべて捨てましょう!!!!! ぜーんぶ!!!!!!!!
 きっと、そのままだと、一生同じ服を着ることになります(笑)。

 

 気が滅入る服は、自分に「負」をもたらします。気分よくないまま友達に会っても、たまたま誰かに会っても、晴れの日に外に出かけても、テンションが上がるはずありません!

 

 コンマリさんが言ってました。その服を見て、テンションが上がるか、上がらないか…テンションが上がらない服は卒業だから、感謝の気持ちを持って手離すのです。でも、、、テンションってなに? って思いません? そこで、テンションがどれだけ大事なのかの話をしたいと思います。

 

 質問者さん、私の部屋見ます? たぶんミニマミストに入るかと思います。

 

 基本的にものは使うものしか置かないと決めています。洋服も一着買ったら、一着捨てるのです。靴も、履く靴だけ置いてますが、履かないものは処分です。あるのは、靴箱に入るぶんだけ。スニーカー2足、パンプス3足、スリッパ1足、サンダル2足のみです。もうすぐサンダルがなくなるので、そこにブーツが入ります。食器も使うぶんだけ。玄関も鏡のみ。

 

 何も置かないのです。なぜ、そうなったかというと、、、ある怖〜い話をしますね。

 

 嫌だな〜嫌いだな〜苦手だな〜会いたくないな〜と思っている人と一緒にいたら、病気になる確率がグッと上がるらしいです。また下着でも、明るい色の下着を着ている人と、黒とベージュしか着ない人では血流も変わり、お尻も垂れると聞きました。

 

 私はベージュばっかりだったので、えー!!! っと思いましたよ。ベージュのパンツ穿くときに、テンションなんて考えたこともなかったですし、ただ、履けばいいと思っていました。でもそれって、カラーアドバイザーの方とか、下着マイスターの人からすると、あり得なーーーーい!!! そうです。。。

 

 かわいい下着とか、素敵なレースの下着を身につけているという、そのテンションが大事だそうです。

 

 私も、その話を聞いてから、健康のためにピンクとか黄色、白を購入しました。そしたら、確かに寝ているときに冷えが減ったのかな…とも思えてくるから不思議です。本当かどうかわかりませんが、ボロボロの下着ではなく、きちんとした下着を身につけてる人の方が、仕事の効率もいいとか、、、なんだか、たかが下着と思えなくなってきたでしょ?

 

 そうです! テンションが大事なのです。着る服なんてどうでもいいや〜似合うかな〜似合わないような気もするけどな〜という思いがあると、テンションなんてあったもんじゃありません!

 

 美味しいものを食べて、美味しい〜って感じることが幸せなように、気分が上がる服を着て、最高〜と思わないと!
 適当に食べて、適当に寝て…そのまま死ぬ…そしたらせっかくこの世に生を受けたのに、ただ生きているだけの化石です。

 

 そして、高いテンションのためにも、自分に何が似合うのか、何が必要なのか、何が必要でないのか、きっちりわかる必要があるのです。10年前の服が似合うかどうかは、年代の問題ではなく、自分がそれを着たいのかどうかだと思うのです。

 

 私は、ものをほとんど捨てて気がつきました! 残ったものを見て、私はこういう服が好きで、こういうデザイン、色、形の服が多いんだな〜とか、食器もこういうのを使ってて、きれいとか素敵とか思えるんだな〜とか、、、なら、こういうのも揃えようかな? みたいに、自分が見えてきたのです。

 

 すべてそれは、テンションから来ています。

 

 わ〜おいし〜 (ハイテンション)
 わ〜かわいい〜(ハイテンション)
 わ〜素敵〜  (ハイテンション)
 お〜すごい〜 (ハイテンション)

 

 これらは、自分の気持ちを高揚させ、ホルモンの分泌を促し、体を健康へと導いてくれるのです!! 
 逆に、

 

 お腹減ったな…なに食べよう、なんでもいいや(ローテンション)
 夕陽を見て…なんか眩しいな〜(ローテンション)
 きれいな人、かっこいい人を見て…無関心(ノーテンション)

 

 これは不健康そのものです!
 私、昔、自律神経を壊して、心療内科で診察を受けたとき、

 

「今日、どんな天気でした?」
「どっちから風が吹いてた?」
「最近、何がいちばん美味しかった?」
「今、どこに行きたいな〜って思う?」

 

 って聞かれ、どれも答えられなかったのです。それで、自律神経失調症の診断が下され、ドクターストップとなり、番組を降板となりました。

 

 そのときの先生との会話は、

 

「宮崎さん、その服好き?」
「え? 特に…」
「健康になりたかったら、自分が好きな服を着て、お化粧して、外を歩いてみなさい。それが自分が健康かどうかのバロメーターだから」

 

 という感じでした。確かに当時の私は、味覚もなくしており、体も疲れ切っており、着る服も食べるものも、なんにも興味なく、すっぴんで、髪の毛もボサボサ、同じ服を着て、毛玉がついていることにも気づきませんでした。

 

「このままだと、鬱病か、睡眠障害か、パニック障害になるから、いったんここでストップね。そして、自分を思いっきり甘やかして、好きなことだけをしてみて」と言われたのです。

 

 健康な人は、

 

 部屋が汚い→綺麗にしたい
 髪の毛ボサボサ→美容室に行きたい
 食べ物がマズい→美味しいものを作りたい
 部屋でひとり→友達に会いたい

 

 と、もっと自分を喜ばせてあげようという思考になるらしいのです。

 

 でも不健康だと、、、

 

 部屋も散らかり放題、ごちゃごちゃしてても気にならないし、化粧しなくても、自分がブスでもどうでもよくなり、自分をどんどん無関心にさせ、思考を停止させ、体も動かなくなる…病人へまっしぐらです! 

 

 その経験をしたからこそ、私は自分に無関心にならないように、自分が気持ちいいことをするようになり、、、自分の好きなもの、テンションが上がるものだけを部屋に置こうと決め、そしたらミニマミストになりました。

 

 もう自律神経を壊した状態に戻りたくないからこそ、、、
 部屋をきれいにしたいか。好きな服を着ているか。美味しいと感じながら食べているか。友人や人に会いたいと思うか。白髪を見つけたらすぐに染めたいと思うか。シミができないように日焼け止めを塗ろうとしているか。ちゃんと自分を大事に、自分が喜ぶことをしているか…? それを健康のバロメーターとしているのです。

 

 なので、質問者さん。

 

 似合わない服を持っていることは、もしかしたら病気へとつながっているかもしれません。気が滅入っているということは、テンションが上がっていないということ、それって、自分を喜ばせていない…もしかしたら、不健康になりつつあるのかもしれないし、私のように自律神経を壊しはじめているのかもしれない…。

 

 大袈裟かもしれませんが、心配になってきました! テンションが上がらないなら、洋服をいったん全部捨ててみるのもありです! 洋服を捨てたら、次に読んでない本やら、使っていない食器やら、いろいろなものを処分したくなります。そして、整理してテンションが上がるものだけを残しましょう。

 

 自分で自分を見たときに、私はこういう人で、こういうのが好きで、こういう傾向にあるから、こういうところに行きたいし、こういう人に会いたいし、こういう場所が好きだから、なら、こういう服買おう!!!! ってなりそうじゃないですか? そのとき買った服こそテンションが上がるし、着ていて気持ちいいはずです。

 

 さ〜、楽しみになってきましたね! よかったら捨てるの手伝いましょうか(笑)。

 

 ここで一句。

 

 着ない服 捨てる勇気が 第一歩

 

宮崎宣子(みやざきのぶこ)
 宮崎県宮崎市出身。早稲田大学卒業後、日本テレビアナウンサー。現在はフリーアナとして活動しつつ、実業家としてオーガニックハーブ販売中

 

※宮崎アナへの人生相談はインスタグラム@miyazaki_nobukoまたはinfo@smart-flash.jpで募集しています

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