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さとう珠緒 街ぶら番組で「ギャラ未払い」被害!総額3000万円以上を踏み倒した悪徳Pにビートきよしも怒り

芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2021.10.05 06:00 最終更新日:2021.10.05 06:00

さとう珠緒 街ぶら番組で「ギャラ未払い」被害!総額3000万円以上を踏み倒した悪徳Pにビートきよしも怒り

2人がMCを務めた『はなきんイイね!』の収録風景。「きよしさんからのオファーは嬉しかったですし、楽しいロケ番組にしましょうとお話ししていたんですが……」(さとう珠緒)

 

「Kのことは絶対許さない! 俺が紹介した手前、騙されたスポンサー5社にも俺が謝りに回る羽目になったんだ」

 

 怒りも露わにそう答えたのは、タレントのビートきよし(71)。問題となっているのは、テレビ神奈川で2019年8月から12回にわたって放送された番組『はなきんイイね!』の制作をめぐる顛末だ。

 

 

 地元の店などを紹介する街ぶら番組で、きよしとさとう珠緒(48)がMCを務めた。2人はかつて共演したことがあり、さとうが起用されたのも、きよしの推薦あってのことだった。

 

 そしてこの番組制作の中心人物だったプロデューサーK氏(46)が、出演者たちのギャラや番組制作費を支払わずに雲隠れしてしまったというのだ。きよしは語る。

 

「Kは僕の知人である某社社長の息子の先輩で、前から存在は知っていた。あるとき、麻雀関係の仕事を紹介されて、それ以来仕事上の繋がりができたんだ。

 

 今回の『はなきんイイね!』の話は2018年末、Kから『地方局で番組を作りたい』と相談されて始まった。『もうスポンサーはついている』というふれ込みだったから、旧知のテレビ神奈川の役員に話を通してやったんだよ。カメラマンも制作会社も、俺がKに紹介したんだ」

 

 ところが、いざ番組が始まると、にわかに雲行きが怪しくなっていったという。キャスティング会社の担当者はこう証言する。

 

「出演者のギャラは、放送の翌々月払いが一般的ですが、K氏は出演者との間で、1回ごとの放送が終わり次第、その都度支払うという契約を結んでいました。

 

 ところが実際には、ギャラは一銭も支払われなかったんです。スポンサー5社はK氏に対して総額500万円をすでに支払っていたにもかかわらずです。

 

 テレビ神奈川に支払う1回20万円の電波利用料も、K氏が局側へ毎週手渡しで支払っていたのですが、最終回は本人が現われず、同社の役員が個人で負担したと聞いています。ウチも踏み倒されてしまいました」

 

 煮え湯を飲まされたのは、この会社だけではない。制作会社の担当者もこう訴える。

 

「制作費は『月ごとに支払う』という契約でしたが、番組が始まっても入金がありませんでした。ウチはカメラを借りたり、エキストラを手配したりしていたので、被害総額は2600万円ほどになります。何度もK氏に支払いを催促しても、のらりくらりとかわすばかりで、挙げ句に連絡がつかなくなって……」

 

 結果として昨年、キャスティング会社、制作会社、衣装会社が、それぞれK氏に損害賠償請求の訴訟を起こした。しかしK氏本人は、体調不良を理由に一度も出廷しなかったという。

 

「キャスティング会社に対して700万円を支払うようにという判決がK氏に出ましたが、これにはさとうさんや女性アシスタントたちの番組出演料や番組関連のイベントへの出演料も含まれています。今回、さとうさんの番組出演のギャラは、総額で300万円ほどだと聞いています」(番組関係者)

 

 被害総額はこの2社だけでも3000万円を超えている。金回りがいいふりをして関係者を巧みに騙すK氏の手口に、きよしは憤りを隠せない。

 

「番組が始まる前に、スタッフや共演者が顔合わせも兼ねて都内の一流ホテルで会食したんだけど、ホテルの支配人がKのところに挨拶に来るんだよ。それを見て “こいつはすごい奴だ” と信用してしまった。ギャラも、共演者などには『支度金として50万円前払いしている』と言うから、それを信じていたのに」

 

 この件についてテレビ神奈川に問い合わせると、以下のような回答があった。

 

「K氏と放送契約を締結し、未収金が発生しましたが、個人の立て替えとしてではなく、社内処理させていただきました。社として、これ以上K氏には関わらないという決定をしております」

 

 なおK氏は、今年7月に別の詐欺事件で逮捕されている。被害に遭ったさとうに、K氏への思いを語ってもらった。

 

「番組前の顔合わせのとき、アシスタントの女のコたちに『いい番組名を考えたら10万円あげる』と言って、LINEアカウントを聞きまわっていてずいぶん失礼な人だと思いました。同じ過ちを二度と繰り返さないように、しっかり反省してほしいですね。

 

 この番組が初めてのレギュラー出演ということで、希望に胸を膨らませていた若いタレントさんもいました。若い人の夢を摘むことは絶対にやめてほしい。そして未払いのギャラも、きちんと支払っていただきたいです」

 

 怒りを抑えて語る言葉は重かったーー。

 

(週刊FLASH 2021年10月19日号)

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