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女子アナ宮崎宣子の「ドツボ脱出」コロナ禍の帰省、どう判断すればいい?

芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2021.10.09 11:00 最終更新日:2021.10.09 11:00

女子アナ宮崎宣子の「ドツボ脱出」コロナ禍の帰省、どう判断すればいい?

 

【宮崎さん、教えて!】

 

 コロナの影響で実家に帰省できません。いまは東京に住んでいますが、出身は北陸地方のとある県です。最後に帰省したのは、祖母の葬儀に参列した2020年1月です。それ以来、帰省しておらず、祖母の墓参りもできていません。

 

 

 東京のコロナ禍もずいぶん落ち着いてきたような気がして、年末などに帰省したいと実家に相談したのですが、まだ地方には「東京=コロナ」のイメージが強いらしく、さらには高齢の祖父もいるため、帰省をやめるよう諭されました。

 

 そろそろ墓参りしたり、実家でのんびりしたいのですが……。コロナ禍での帰省の是非は、どのように判断すればいいのでしょうか。

 

【お答えしましょう】

 

 もうすぐですよ! もうすぐ!!

 

 東京も感染者150人を切るようになりました。マスクはまだ必要かもしれませんが、年内にコロナに対応する内服薬も出るといいますから、インフルエンザと同じようになるまで間もなくです!!

 

 私も実家への帰省は親から止められました。祖母がデイサービスに通っていて、東京からの帰省者と近づいたら、滞在中はもちろん、帰ってからも2週間は通えなくなると言われました。

 

 私は、宮崎でロケがあったり、講演や撮影があったりで帰省する機会はありましたが、そのときは仕事先で用意してくれたホテルに泊まり、撮影してすぐ東京に帰るという状況でした。

 

 ホテルのなかのお寿司屋さんに行ったら、大将が大きなプラスチックのメガネにマスクをして、その上にフェイスシールドもして、さらに、ビニール手袋でお寿司を握っていました。東京では、マスクはしていても、普通に素手で握っているお店ばかりだったので、宮崎の警戒ぶりに驚きました。

 

 講演会は、体育館での式典の最後に私がお話させていただくものでしたが、開会式は9時からなのに、私の入り時間は9時45分。。。マネージャーに確認しても、やっぱり9時45分。。。遅刻じゃないのかなと思いながら、言われた時間に伺うと別室で待機となりました。

 

 その理由はすぐにわかりました。体育館では、冬なのにすべての窓が開いており、来席者はみなさん等間隔に離れて厚着して座っていました。コートやジャンパー、足かけ毛布持参で…。

 

 県の偉い方たちがお話しされている間、私は別室で待機し、私が体育館に入ったときは、その方たちは退席されていました。

 

 来席者から遠く離れるように言われ、講演が終わった後も、少しだけ雑談して帰りました。私が帰った後は消毒大会だったに違いなく、、、私もできるだけ触れる面積を少なくしておこうと思いました。

 

 ま〜そうですよね。。。連日の報道を見たら、それくらい「東京の人=コロナ感染者予備軍」と警戒されても仕方ないと思います。逆に、そんななかでも私を東京から呼んでくださったことに深く感謝しました。

 

 おそらく反対も多かったのでは? と思うのです。地方と東京の温度差はかなりありましたので、こんなときにわざわざ私を呼ぶ必要があるのか、と。そんななかで呼んでくださった関係者のみなさんには、本当に感謝です。

 

 郷に入れば郷に従え。
 この経験を通して、相手方に合わせるのが一番いいと思いました。

 

 質問者さんも、帰ってゆっくりしたい気持ちはわかります。でも、親がイヤがっていたらゆっくりできないんじゃないでしょうか? もうすぐだと思いませんか? 今年のお正月は、きっと実家でゆっくり過ごせることを期待しましょう!!

 

 実家にいるご両親も子供に会いたい気持ちは絶対あるはずですが、一方で、近所の目もあると思うんです。田舎は世間が狭いですから、世間体をとても気にします。

 

 いろいろなことを考えて親が帰ってこないでと言っているうちは、グッと我慢して、、、親が帰ってきてほしいと思ったら、必ず連絡が入るはずです。そのときは、堂々と帰省しましょうよ。それが帰るタイミングではないでしょうか。

 

 私は、コロナを通じて、いろいろなことを学びました。こんな状況でも会える人は会えたし、会わなくていい人もわかりました。会えないことで、よけい会いたいと思える人もわかったし、行けないことで、本当に行きたい場所も見えてきました。

 

 一人の時間が増え、寂しいかなと思ったけれど、意外と心地よい時間を送れたり、仕事も気をつけながら少しずつできるようになったし、、、できることが増えた喜びを感じて、さらに頑張ろうと思いました。

 

 当たり前のことなんて一つもなかったことに気づきました。いつでも会えると思っていた親も、あと何回会えるのかなと思ったり。いつでもできると思っていた仕事も、いつできなくなるかわからないから、いまやろう! と思いました。

 

 いつでも行けるはずだった海外も、いつでも会えるはずの友人も恩人も、、、行けるときに行かなきゃ、会えるときに会わなきゃ、人生あっという間!

 

 明日は何が起こるかわからないからこそ、いまを大事に必死に生きなければ、と思いました。

 

 ここで一句。

 

今年こそ 親に会いたい お正月

 

コロナ明け 親に会いたい 里帰り

 

帰るなと 言われるうちは 帰れない

 

宮崎宣子(みやざきのぶこ)
 宮崎県宮崎市出身。早稲田大学卒業後、日本テレビアナウンサー。現在はフリーアナとして活動しつつ、実業家としてオーガニックハーブ販売中

 

※宮崎アナへの人生相談はインスタグラム@miyazaki_nobukoまたはinfo@smart-flash.jpで募集しています

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