今年はスポーツが盛り上がったが、新型コロナウイルスによる自粛期間も長かった。自宅で2人が取り組んだのは料理だという。得意料理は?
宮司「煮込み系をよく作るのですが、豚のスペアリブをマーマレードと醤油で煮込んだものは、和でも洋でもおかずになります。あとは、鳥の手羽元をお酢で煮込んださっぱり煮とか。煮物系は日持ちするので、ストックしてちょこちょこ食べるのには、一人暮らしにもってこいです」
小澤「私はいとこがお料理の先生と結婚したので、時短メニューをたくさん教えてもらっています。万能のタレがあると便利なので、玉ねぎとトマトとオリーブオイルなどでタレを作ってストックしています。あとは、去年の誕生日にいただいた低温調理器が大活躍」
宮司「いいな~、欲しいけど、意外とお値段するよね? オリパラが終わって、久しぶりに炊きたてのご飯を食べたときは『あ~、幸せだな』ってしみじみ感じました。忙しいと後回しにしがちですが、ゆっくり温かいご飯を食べるのは大事だとあらためて感じました。これは教訓ですね」
テンポよく会話が弾む同期コンビ。お互いを「〇〇の人」と表現するとしたら?
宮司「小澤を見てきてずっと思っているのは『人に与えるのが上手な人』。人にプレゼントをするのも、自分の気持ちを表現するのもすごく上手なタイプ。惜しみなく人に愛を与える姿を見て、その大切さに気づかされたこともあるし……。愛情深い人ですね」
小澤「へぇ~、そんなふうに思っているんだ。恥ずかしいな」
宮司「そして筆マメ!」
小澤「宮司に対しては『尊敬』の二文字。仕事に対する態度、自分に対するストイックさ。10年ぐらい先を生きてそうな考え方がすごいんです」
宮司「そんなことない(笑)」
小澤「自分の中で考えたものを、言葉に紡いで出していくことがとても上手で、しかも硬すぎず、伝わりやすく表現してくれるので、本当にアナウンサーに向いているなって、尊敬しています」
宮司「やめて~、恥ずかしい」
シンガポールから縁を繋いだ2人は7月29日に30歳を迎えた。ひと昔前は “女子アナ30歳定年説” が唱えられたが、30代を迎えて感じることは?
宮司「30歳になる前は、30歳ってものすごく大きいものだと思っていたのですが、なってみると、意外にそうでもなかった(笑)。好奇心や自分の気持ちに素直に従いつつ、もう少し肩の力を抜いて仕事ができればと思っています」
小澤「私も30歳になっても、そんなに変わらないなという印象です。自信を持つのが意外と苦手で、オンエアでも硬くなりがちなので、これまで積ませてもらった経験を生かして、自信を持って本番に臨みたいです。30歳を迎えて、これまでターニングポイントとなるきっかけを与えてくれた方々に、感謝の手紙を書き始めています」
宮司「何それ? すごいね」
小澤「感謝の気持ちを忘れないようにと思ってね」
宮司「えらい! さすが筆マメ小澤! そこに時間を割くことが、愛情深いんだよ~」
小澤「こうやって言葉を紡ぐのがうまい」
みやじまなみ
1991年7月29日生まれ 福岡県出身 2015年入社 担当番組はスポーツ中継、『S-PARK』『潜在能力テスト』など
おざわようこ
1991年7月29日生まれ 神奈川県出身 2015年入社 担当番組は『LiveNews イット!』『全力!脱力タイムズ』『馬好王国』など
※小澤アナ&宮司アナプロデュース『フジテレビ女性アナウンサーカレンダー2022~Unveiled~』(定価2530円、光文社)はフジテレビショップ、全国書店にて好評発売中
(週刊FLASH 2021年10月26日号)