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伊藤健太郎 ロケ現場は超厳戒態勢…順調すぎる「主演映画」本格復帰をかなえた強力な “応援団”

芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2021.12.01 06:00 最終更新日:2021.12.01 06:00

伊藤健太郎 ロケ現場は超厳戒態勢…順調すぎる「主演映画」本格復帰をかなえた強力な “応援団”

シーン撮影後に、控室にしていた建物に戻る伊藤。11月6日、自身のインスタグラムでパーマヘアについて「心機一転」と投稿していた

 

「なにやら撮影が始まって日にちがたつけど、誰が出る作品かもわからないんですよ」

 

 神奈川県南東部に位置する港で、よく釣りをするという近隣住民はこう首をかしげる。

 

 11月23日、貨物船が係留された船着き場では大がかりな撮影がおこなわれていた。カメラが回るなか、大勢のスタッフに見守られているのは、目にかかりそうなほどの長いパーマヘアの若い男性だ。目を凝らして見てみると、俳優の伊藤健太郎(24)である。

 

 

 2020年10月にバイクとの接触事故を起こし、1年近く芸能活動を休止していた伊藤だが、10月28日から4日間上演された主演舞台で、表舞台での活動を再始動させた。今度は “映像復帰” を果たすのか。ある芸能関係者はこう話す。

 

「ただの復帰じゃないですよ。“本格復帰” になるでしょう。いま彼が撮影に臨んでいるのは、自身が主演を務める映画です。この映画は阪本順治氏が監督を務めるなど、かなり力の入った作品になります」

 

 阪本監督といえば、吉永小百合が主演した映画『北のカナリアたち』などを手がけてきた、日本映画界の大御所だ。

 

「ストーリーは阪本監督のオリジナル脚本。共演として、小林薫さん、余貴美子さん、永山絢斗さん、石橋蓮司さんなどの実力派の役者が脇を固めます。ただ、若手女優を抱える大手事務所などは今作に自社の役者を出演させることを渋っていたようで……伊藤さんの事故のイメージのためか、キャスティングは難航したと聞きました。

 

 また『情報解禁前に伊藤さんが主演であることが漏れてはならない』と、来年以降の公開を目指して、現場は超厳戒態勢でロケをおこなっています」(前出・芸能関係者)

 

 同作でメガホンを取る阪本監督に、伊藤のキャスティングについて尋ねたが「ノーコメントです」と話すだけ。映画の製作、配給をおこなう「キノフィルムズ」の担当者も「私からは何も話せないです」と言う。

 

“情報統制” は徹底されていたようだが、本誌がキャスティングについて阪本監督に尋ねた翌週の11月29日、主演映画のタイトルは『冬薔薇(ふゆそうび)』であることが公式から発表された。伊藤は、“ロクデナシ” という言葉が似合う青年・渡口淳を演じるという。

 

 自動車事故について、伊藤の不起訴処分が決まったのは2021年3月。かつて配信ドラマとして制作されたリメイク版『東京ラブストーリー』(フジテレビ系)や、映画『今日から俺は!!劇場版』など、伊藤の主演作が地上波で放送され、自粛ムードはなくなった。

 

 そして、舞台、映画でいきなり「主演」を務めるなど、完全復帰へ順調すぎる歩みを進めている。それが可能なのは、伊藤には強力な “応援団” がいるからだという。

 

「事故直後に公開が控えていた伊藤さんの主演映画『十二単衣を着た悪魔』も、今回と同じくキノフィルムズが手がけていました。事故の影響でもっとも “被害” を受けたにもかかわらず、再度、伊藤さんの主演映画を手がけるのは、彼を非常に評価している人物が同社役員にいるからでしょう。

 

 伊藤さんが持つ『朴訥』『自然体』『硬派』といった役者イメージは、いまの若手俳優陣とは一線を画していて、業界の重鎮たちからは評価が高いんです。伊藤さんの所属事務所とは別の芸能事務所幹部も、個人的に彼を支えています。その手引きもあって、テレビ界への復帰も地道に目指しているようです」(スポーツ紙記者)

 

 舞台への復帰時に、伊藤は「求められるのであれば、やっぱり映画やドラマの世界に戻りたい」と話していた。想像以上に引く手あまただったとは……。

 

( 週刊FLASH 2021年12月14日号 )

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