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コロナ禍で売上倍増…地方在住モデルにビジネス必勝法を聞く/女子アナ日下千帆の「美女は友達」

芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2021.12.02 16:00 最終更新日:2021.12.02 16:00

コロナ禍で売上倍増…地方在住モデルにビジネス必勝法を聞く/女子アナ日下千帆の「美女は友達」

日下アナ(左)と大塚さん

 

 コロナ禍で売り上げが減少したという話はよく聞きますが、逆に売り上げが増加したという方もいます。今回ご紹介する美女・大塚椎菜さんは、コロナ禍にもかかわらず売り上げを倍増させた新潟在住のモデルです。はたして、大塚さんにはどのような秘訣があったのでしょうか。

 

 

 大塚さんを起用している某クライアント企業によると、これまで東京のモデルを地方の撮影に呼ぶことが多かったのですが、コロナ禍で陽性者が多く出た東京からモデルやスタッフを呼ぶことが難しくなり、結果、陽性者の少ない地方在住のモデルが全国で重宝されるようになったそうです。

 

 もちろん、そのような環境的要素だけでなく、大塚さんには、業績を上げるためのさまざまな工夫がありました。

 

 2012年、地元新潟の高校を卒業し、人気職種のブライダルプランナーとして正社員で働いていた大塚さん。しかし、長時間勤務で自由が利かない職場だったため、バーテンダーに転職。ここでお金の価値を学んだそうです。

 

 次は、不動産会社のルームアドバイザーとして再び正社員に戻りました。

 

「自社物件の引っ越し費用が0円だったので、3年で5回引っ越しました(笑)」

 

 しばらくの間、異なる業界で転職を繰り返し、さまざまな現場でビジネスのノウハウを身につけていきましたが、大きな転機となったのは、2017年のミスアースジャパンへのエントリーでした。

 

「ミスアースは、大会を通して、地球環境保全の意識を高めることを目的としています。ミスコンというとキラキラしたステージをイメージしますが、ミスアースは、みんなでごみを拾い、街を美化するようなイメージです。新潟に対する思いは応募者のなかで最も強いという自負があったので、グランプリも夢ではないと思っていました」

 

 新潟県大会では、2週間のビューティトレーニングに参加する予定だったため、不動産会社を退職。いささか大胆な行動にも思えますが、見事、2017年の新潟グランプリに選ばれました。受賞後、25才からモデルとしての活動を始めます。

 

「1年やって何とかならなければやめようと考えていました。ところが、初年度から新人OLくらいの収入があり、もうすぐ丸5年を迎えます」

 

 2019年には、アルペンスキーワールドカップアンバサダーを務めるなど、順調に仕事は広がっていったのですが、2020年に入るとコロナが流行し始め、先の見えない不安が心をよぎるようになりました。そこで、コロナ禍での対策として、“to do” と “not to do” を明確にしてみたそうです。

 

〈To do〉
●SNS、HPの更新
(毎月数件の新規問い合わせが来るようになりました)
●メディアへの挨拶回り
●6時間以内のメール返信
●交渉を徹底する

 

〈Not to do〉
●ネガティブ発言の多いSNSを避ける
●嘘をつかない。見栄を張らない
●写真は加工し過ぎない
●値下げをしない
●無料写真を提供しない
●ステマはお断りする

 

 営業ツールとして大切な名刺は、インパクトが重要と、HPのQRコードを入れ、厚みのある紙を使うなどデザインにこだわっています。

 

 ブライダルモデルの仕事では、何度も現場を共にしているモデル仲間でお互いに仕事を紹介しあい、撮影開始後、すぐに打ち解けた雰囲気の写真が撮れるよう工夫もしています。その他、生花店やドレス販売店など撮影でよく利用される企業との提携も進めているそうです。

 

 大塚さんの行動指針を見ると、ご自身のブランドイメージを下げないように徹底していることが、よくわかります。

 

 さて、1週間に平均3都道府県を移動しながら仕事をしている大塚さんの今年の目標は、47都道府県制覇だそうです。今年も残り少なくなりましたが、達成できるのでしょうか?

 

「2021年11月の時点で、33都道府県からのご依頼をいただきました。残り14県、なかなか厳しいかもしれませんが、あと1カ月走り切りたいと思います」

 

 ようやく自粛生活も終了し、街に活気が戻ってきました。来年は、大塚さんの活躍の場がますます広がっていくことでしょう。

 

■仕事の受注を増やすための3カ条
(1)ご縁を大切にする
(2)クライアントの意向を感じ取り、寄り添う
(3)時間と約束は必ず守る

 

日下千帆(くさかちほ)

1968年、東京都生まれ。1991年、テレビ朝日に入社。アナウンサーとして『ANNニュース』『OH!エルくらぶ』『邦子がタッチ』など報道からバラエティまで全ジャンルの番組を担当。1997年退社し、フリーアナウンサーのほか、企業・大学の研修講師として活躍。東京タクシーセンターで外国人旅客英語接遇研修を担当するほか、supercareer.jpで個人向け講座も

 

( SmartFLASH )

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