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キッザニアで未来の職業を体験しよう!消防士もマジシャンも挑戦可能/女子アナ横井弘海の「エンタメ時間」
芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2021.12.10 16:00 最終更新日:2021.12.10 16:00
12月3日は「マジックの日」。奇術を披露するときは「ワン・ツー・スリー!」と掛け声をかけますが、その語呂合わせから、日本奇術協会が制定したそうです。
この日、子供がさまざまな職業体験できるテーマパーク「キッザニア東京」(東京・江東区)で「マジックショー」のリニューアルイベントがおこなわれ、タレント辻希美さんらが登壇しました。14歳を頭に4人のお子さんの母である辻ちゃんは、「もし魔法が使えたら何がしたいか」と問われ、「17歳に戻りたい」と答えました。
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小学6年生でオーディションに合格して、モーニング娘。としてトップアイドルになり、19歳で結婚、ママになった辻ちゃん。ソロで活動した17~18歳の頃、一番自由があったと振り返りました。タレントという職業は天職に見えますが、もし辻ちゃんがオーディションを受ける前にキッザニアに行っていたとしたら、違う人生もあったのでしょうか。
世界17カ国に25施設をもつ世界的な人気施設「キッザニア」。日本には現在、東京と甲子園にあり、累計来場者数は2000万人以上。2022年には福岡にも開業予定です。現実社会の約3分の2のサイズの街並みに並ぶパビリオンはおよそ60、アクティビティは100種類ほどあります。誰もが知る実在企業がスポンサーになっているので、ユニフォームから道具まで、体験する内容はリアルで本格的です。
私はアクティビティ体験をしたことはありませんが、見学しているだけでも楽しく、周りの子供たちをみな連れていってあげたいテーマパークです。その魅力は、子供たちが真剣に職業体験に取り組んでいる姿と、体験を終えた後に全員が浮かべる満足そうな表情を見られること。知らないお子さんでも、ひしひしと想いが伝わってくるのです。
たとえば、今回リニューアルされたマジックショーの演目を、小学生が次から次へスムーズに演じるのはなかなか高度に思えました。「ファンタジー」「イリュージョン」「パーティー」という3つのテーマが新たに登場し、マジックを練習した後、ステージに立って観客に披露する流れ。
体験をレクチャーしてくれる「スーパーバイザー」というスタッフも、いい仕事をしています。彼らの役割は重要で、子供たちがアクティビティを最後までできるように励まし、勇気づけること。また子供たちに一方的に教えるのではなく、「ちょっと先輩」として 、気づきを引き出すサポートをします。子供たちとポジティブなコミュニケーションを取ったり、感想を聞いたりすることで、キッザニアが掲げるコンセプト「エデュテインメント」(education《学び》とentertainment《楽しさ》を組み合わせた造語)が実現されるのでしょう。
みなとても頑張っていて、ひたすら拍手を送りました。リニューアルしたマジックショーを体験したお子さんが、いつか本当のマジシャンになったら、私はぜひだまされに行きたいと思います。
マジックショーの後、館内をぐるりとめぐってみました。見れば、火事の現場に人だかり。消防士姿のちびっこ隊員たちが、力を合わせてすばやく消火作業にあたっていました。その後ろには、スマホでわが子を熱心に撮影する親御さんの姿。
病院では、医師役の女の子が胸腔鏡下(きょうくうきょうか)手術という内視鏡を使っておこなう胸部への外科手術の説明を受けた後、腫瘍を切除して取り出すオペをしていました。となりの手術室は眼科で、白内障の手術の真っ最中。2つの病室を優しいまなざしで行ったり来たりしている女性がいました。
この2人の “お医者さん” は、千葉県に住む小学生の姉妹、辻愛加さんと凛々花さんで、見学していたのはお母さんです。すでに10回以上は来ているというリピーター。「ようやくコロナが落ち着いてきたのでやってきました」と話してくださいました。お母さんは、「本当にお医者さんになってくれたらよいですけれど」とにっこり。このリアルな体験、絶対に将来につながるはずです。
ところで、2020年の進研ゼミ小学講座の調べによると、小学生男子のなりたい職業トップ3はゲームクリエイター・プログラマー、ユーチューバー、サッカー選手。女子は芸能人、漫画家・アニメーター・イラストレーター、パティシエだそうです。こうした注目の職業もしっかり体験できます。今どきの子供は本当にうらやましい。
横井弘海(よこいひろみ)
東京都出身。慶應義塾大学法学部卒業後、テレビ東京パーソナリティ室(現アナウンス室)所属を経てフリー。アナウンサー時代に培った経験を活かし、アスリートや企業人、外交官などのインタビュー、司会、講演、執筆活動を続ける。旅行好きで、訪問国は70カ国以上。著書に『大使夫人』(朝日新聞社)
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