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伝説の広報ウーマン、福袋に革命起こす/女子アナ日下千帆の「美女は友達」

芸能・女子アナ 投稿日:2021.12.16 16:00FLASH編集部

伝説の広報ウーマン、福袋に革命起こす/女子アナ日下千帆の「美女は友達」

三井さん(左)と日下アナと坂本龍馬

 

 この季節になると、初売りの福袋を楽しみにしていらっしゃる方も多いのではないでしょうか? さまざまな工夫が凝らされた福袋は、年々、魅力がアップしているように感じられますが、1990年代に福袋のイメージを大きく変えたのは、「OLの聖地」と呼ばれた百貨店、プランタン銀座でした。

 

 

 ダイエーとフランスのプランタンが提携し、1984年に開業したプランタン銀座は、館内放送がフランス語と日本語のバイリンガルで流れるお洒落なデパートで、若い女性の憧れの的。

 

 当時、高校生だった私も、オープンしてすぐに最上階にあった「シルヴィ・ヴァルタン・ダンススタジオ」に入会し、フランス語の曲に合わせたエアロビクスを習っていました。

 

 今回ご紹介する美女は、1988年から2004年までプランタン銀座で広報を担当し、百貨店福袋戦争で連勝を続けた三井智子さんです。

 

 1988年、白百合大学仏文科を卒業した三井さんは、もしかしたらフランスに行けるかもという淡い期待を抱きながらプランタン銀座に入社します。希望どおりに広報に配属され、テレビ、新聞を担当。当時、情報番組を担当していたディレクターで、三井さんを知らない人はいないというくらいの有名人でした。

 

 三井さんに初めてお会いしたのは、私が新人アナウンサーだった1991年でした。月曜日から金曜日まで天気予報を担当していた私は、季節の話題を毎週5日ぶん探していました。

 

 あちこちで花が開花するシーズンはネタに困らないのですが、梅雨の時期や真冬は、翌週に出せるものが見つからず、追い詰められることもありました。そんなときは、いつも三井さんに電話です。なぜなら、デパートには「今がある」と新人研修で教えられてきたからです。

 

 三井さんとお話しすると、流行りのスイーツ、水着、浴衣、福袋と1年中、ネタが尽きません。すぐに銀座に向かい、取材させていただきます。プランタン銀座は、ネタのコンビニのようなありがたい存在でした。そのように考えているマスコミ関係者は、私だけでなかったようです。三井さんが広報を担当していた時代、プランタンの記事は月に200本もメディアに取り上げられていました。

 

「入社した当初は創業4年目で、マニュアルもなく、先輩は早々に退職。テレビと新聞の広報を1人で担当していました。1989年頃、新聞で目にするのは老舗デパートの記事ばかりでしたが、百貨店の記事をすべてプランタンに変えていこうという大きな目標を掲げました」

 

 毎回、取材に立ち会っていた三井さんは、ディレクター目線でストーリーを組み立て、メディアが取材しやすいよう、なぜ今これが流行るのかという裏付け情報まで提供してくれました。

 

 1990年代には、ティラミスからナタデココ、カヌレ、エッグタルトなどのスイーツ企画を継続的に発信し、デパ地下ブームを作り出します。

 

 また、プランタンといえば福袋と言われるほど、福袋の販売戦略がユニークなことで知られていましたが、ここでも三井さんのひらめきとメディア戦略が大きく功を奏しています。

 

「ニュースで取り上げられていた『ラフォーレ原宿』の福袋販売の行列を見て、何が違うのか考えてみました。ポイントは、お店ごとの福袋で欲しいテイストの服だけが手に入ること。趣味に合わない服は、たとえお得と言われても欲しくないというお客様のニーズに合わせるべく、セクシー、コンサバなど、中身がイメージできるテイスト別の福袋を企画しました」

 

 1994年12月に社内でおこなわれた福袋下見会の模様がテレビで放映されて以降、初売り開店前の行列は1万人を超え、徹夜組も出るほどの人気に。テイスト別福袋も、もちろん即完売となりました。

 

「年々、行列のできる時間が早くなっていきました。テントや段ボールで暖を取る方も見られ、その様子を徹夜で取材する記者さんたちの姿もありました」

 

 世の中の、福袋に対する印象が変わり始めた時期でした。これ以降、福袋の「見える化」が進み、百貨店全体を巻き込んだムーブメントが起きたのです。

 

 2002年、ダイエーがプランタン銀座の株式を読売新聞社に売却。読売新聞社が株式の一部を三越に売却し、プランタン銀座は、読売グループおよび三越グループの一員となりました。

 

 三井さんも、2004年から三越に出向。今度は老舗デパートの広報として活躍。さらに2006年には読売エージェンシーに出向し、『東京ガールズコレクション』など、デパート以外のPRも担当します。

 

 2014年に独立し、現在は高知県をはじめとする自治体の地方創生に加え、企業の広報担当者育成、女性活躍推進研修など、研修分野にも仕事の幅を広げています。

 

「一度しかない人生、トライしてもいいかなと思いました。広報は莫大な運転資金が必要な仕事ではないので、リスクは低いと考え、清水の舞台から飛び降りてみました。

 

 飛び降りてからは、プレッシャーに押しつぶされそうな時期もありましたが、負けず嫌いなところがプレッシャーを増大していると気づき、無理なことは無理だと口に出せるようになりました」

 

 今年9月には、初の著書『仕掛ける力』(合同フォレスト)を出版。キャリア30年の広報知識と経験が綴られています。

 

 これから挑戦したいことは何かありますか?

 

「実はジェラート屋さんをやってみたいと思っています。地方創生の仕事で、阿蘇のジェラート屋さんをインタビューしたのですが、アトピーのお子様でも安心できるジェラートのおいしさに感動し、自分でもお店を開きたいと思いました。

 

 これまでは、広報という形のない仕事をしてきたので、今後は、自分で物を作る楽しさも味わってみたいと思っています」

 

 広報という枠にとどまらず、流行を作り出すプロデューサーとして、これからもますます活躍されることでしょう。手作りジェラートをいただける日を楽しみにしております。

 

■充実した人生を歩むための3カ条
(1)後悔しないように選択する
(2)周囲への感謝を忘れない
(3)テンション高めで腰は低く

 

日下千帆(くさかちほ)

 

1968年、東京都生まれ。1991年、テレビ朝日に入社。アナウンサーとして『ANNニュース』『OH!エルくらぶ』『邦子がタッチ』など報道からバラエティまで全ジャンルの番組を担当。1997年退社し、フリーアナウンサーのほか、企業・大学の研修講師として活躍。東京タクシーセンターで外国人旅客英語接遇研修を担当するほか、supercareer.jpで個人向け講座も

 

取材協力/まるごと高知

 

(SmartFLASH)
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