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結婚かフリー転身か…現役アナ語る“30歳定年説”の真相

芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2013.08.01 07:00 最終更新日:2016.03.02 16:18

 長年、“局内30歳定年説”といわれつづけるほど厳しい女子アナ業界。この1年でも、ナインティナインの矢部浩之と結婚した青木裕子(元TBS・30)をはじめ、高橋真麻(元フジ・31)、中野美奈子(元フジ・33)らが、アラサーを機にフリーの道に。

 

 そこで本誌はアラサーの現役アナ4名を招集し、緊急座談会を決行した。彼女たちに、女子アナの「勝ち組」「負け組」の境目と、“局内30歳定年説”の真相を語ってもらった。

 

 局アナ代表には、お嬢さま育ちで「学生時代から男性アイドルのおっかけはいまだにやめられない!」と断言する西日本の某局・Aアナ。もう1人は「これまでダメ男を愛することが多く、すぐ貢いでしまう……」という東日本の某局・Bアナ。

 フリーアナ代表には、地方局と大都市での局アナ経験があり、現在は「趣味に生きている」というCアナ。最後は大都市での局アナ経験があり、現在は人気キャスター事務所所属のDアナ。

 

Aアナ「私のような地方局では、最近、女子アナを3年契約でポイ捨てするところも多いから『25年定年説』が正しいかも(苦笑)」

 

Bアナ「いつまでも、巨乳や美貌だけじゃダメ。タレントがメインの番組なら、局アナとしてどう彼らを活用して自分が勝ち組になれるかを考える。『自分が一番になりたい!』という気持ちが強くて、途中で(下積みが)我慢できず辞めちゃう後輩は多いよね」

 

Dアナ「フリーだと、帯のニュース番組でキャスターをやれたら勝ち組。NHKの契約キャスターなら、頂点は『BSニュース』と基幹局の7大都市の情報番組を目指す。同性のスタッフや、主婦の視聴者に認めてもらうことも重要です。ただ、民放で報道番組をやった場合、高い契約料をもらえるCM出演との両立は難しいのはネックです。現場ではディレクターと仲よくなるのも大切。やっぱり好かれることが勝ち組の第一条件ですね」

 

 最近、滝川クリステルやアヤパン、渡辺真理らが情報番組のMCを卒業後、急激にCM露出が増えたのも、そういった事情が影響しているようだ。また、仕事欲しさで行きすぎた言動をする者も。

 

Cアナ「出演枠が少ない地方局では、常に女子アナ同士で争奪戦になる。ある女子アナは、飲み会で先輩アナが担当する番組のプロデューサーに『巨乳だったら起用されるのですか!?』と詰め寄った。後にそれが先輩にもバレて大ゲンカに。

 

 別の女子アナは、メールで『私を起用してください!』と執拗に番組スタッフにアピールしたり、既婚のプロデューサーと会社近くで手つなぎデートしたり、最寄り駅のホームで濃厚なキスをするコもいた」

 

 では、女子アナが“30歳定年説”のタイミングで結婚に踏み切る裏には何か理由があるのか。

 

Cアナ「同世代の女子アナ仲間と集まって、まず話すのは『29歳で結婚できる(できた)かどうか』ということ。まるで合言葉のように言っています。局アナなら、身の振り方をどうするのか、フリーなら仕事があるかどうか。その分岐点が30歳前後に重なるのも大きいと思います」

 

Bアナ「同期が結婚して自分も焦ってしまい、急に局を退社するコが続出するのもこの時期。私も同期で集まったら、まず話題は結婚。その次に、いつまで仕事を続けるのか。この2つがどうしても多くなる。

 

 30歳手前になると、周囲は『いつ結婚? いつフリーになるの?』って空気を出してきますが、それに負けず、うまく乗り越えられるかどうかで、その後の人生が決まってくるといっても過言ではないですよ」

 

 結婚のあと、出産を迎えるとさらに大きな岐路に立たされる。

 

Dアナ「30代前半で長年、帯でニュースキャスターを務めた先輩アナが出産を経て職場復帰した途端、数分間のニュース出演しかさせない。先輩も私も会社に失望しました。出産がキャリアにマイナスになるなんて辛いですよ」

 

Cアナ「名古屋にある中京テレビは母親になってもニュースキャスターに起用したり、ほかの番組でもメインで活躍していることで有名。子持ちで活躍したいと考える女子アナの間では『ああいう局がもっと増えればいいのに……』という声が全国的に多いですね」

 

 最後に、憧れる先輩を聞くと、元フジのアナの名前が多い。

 

Aアナ「小島奈津子さんの親しみやすさと、番組によって自分のキャラを使い分けている手腕は凄いと思います」

 

Bアナ「出過ぎず、安心感を与えて親しみやすいキャラは八木亜希子さんを参考にしています」

 

Dアナ「やっぱりアヤパンさんって、男女ともに愛され、仕事もオールマイティにできる。嫌みがなくアナウンサーの立場をわきまえて活躍している。彼女以上の人はいません!」

 

 アラサー女子アナの心の揺れは続く。

 

(週刊FLASH 2013年8月13日号)

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