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ラーメン戦国時代…年末年始に “お取り寄せ” はいかが?/女子アナ横井弘海の「エンタメ時間」
芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2021.12.24 17:50 最終更新日:2021.12.24 18:40
年末のあわただしい毎日ですが、忘年会や大晦日に、友人や家族とどこで何を食べるかは大事。最近はどこも混んでいて予約も一苦労です。フレンチもいいですが、いま、美味しいラーメンが気になって仕方ありません。
きっかけは、「第11回お取り寄せラーメン・オブ・ザ・イヤー2021」の授賞式でした。通販サイト「宅麺.com」が主催し、同社が2021年12月時点で扱う178店舗、270商品のラーメンのなかでもっとも売れた商品を部門別に表彰しました。
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結果は以下のとおり。
●総合大賞:「雷 北松戸本店」の「雷そば」(3度目の大賞受賞)
●新人大賞:「中華蕎麦 とみ田」の「濃厚豚骨醤油ラーメン(TOKYO-X)」
●ラーメン大賞:「吉祥寺武蔵家」の「家系MAX(アジコメアブラオオメカタメノリ多め)」
●つけ麺大賞:「麺処 井の庄」の「辛辛魚つけめん」
●まぜそば大賞:「scLabo」の「濃厚煮干しまぜそば」
●インスパイア大賞:「scLabo」の「豚らーめん」
殿堂入りは、
●「俺の生きる道 白山店」の「夢のラーメン」
●「横浜家系ラーメン 作田家」の「暴君RA-MEN」
●「中華そば処 琴平荘」の「中華そば」
●「風雲児」の「つけめん」
●「中華蕎麦 とみ田」の「つけめん」
●「魔人豚」の「まぜそば」
●「雷 北松戸本店」の「雷そば」
さらに、全国の有名ラーメン店主312人が選ぶラーメンのランキング「JAPAN BEST RAMEN AWARDS 2021」も発表され、
●第1位:「らぁ麺 飯田商店」
●第2位:「中華蕎麦 とみ田」
●第3位:「八雲」
となりました。ラーメン好きなら、どこもおなじみの名前でしょう。みなさん、お取り寄せは利用されますか? 麺やスープ、具材を冷凍の状態で配送し、お店と変わらぬ味を提供するというコンセプトです。
『宅麺.com』を運営するグルメイノベーションによれば、コロナ禍の影響で外出自粛や飲食店の時短営業が増え、自宅でラーメンを楽しむ人が急増。2021年12月現在の会員数は約33万人で、9割以上は20代から50代の男性だそうです。
授賞式では、何人もの受賞者が師匠への感謝を述べました。
総合大賞を受賞した「雷 北松戸本店」の富田修さんは、つけ麺の元祖と言われる東池袋「大勝軒」の山岸一雄氏の思い出を交えて、こう語りました。
「僕は宅麺さんより早く、自宅でお取り寄せラーメンを食べる経験をしました。大勝軒は昼間しか営業しておらず、閉店後に、予約した人が自宅から鍋を持ってくるのです。僕の師匠(山岸氏)は、ちょっと残ったスープに麺を入れてつけ麺を作ってあげて、お客様はご自宅で召し上がる。
中華そば富田は16年目ですが、お持ち帰りはすごくいいなと思って、自分もオープン初日からやっています。ご家庭でも本物の味を食べてもらいたい!」
ご存じ東池袋「大勝軒」は、1961年に創業当初から行列の絶えない店で、山岸氏は弟子を育てることでも有名。独立した弟子たちが「大勝軒のれん会」を作って、各地域で頑張っています。
まぜそば大賞とインスパイア大賞の2部門を受賞した「scLabo」の池田将太郎さんは、フレンチからの転身組です。
「煮干しと二郎系の2店舗で修業し、その2つのジャンルで賞を取れました。豚めんは千葉県市原市の『ちばから』で修行しました。この賞を師匠の長谷川大将に捧げたいと思います。
また、煮干しは板橋の『中華そば 伊吹』さんで教えてもらいました。両師匠に感謝しています」
それにしても、家と店で食べるのとでは何が違うのでしょう。「吉祥寺 武蔵家」で比べてみました。
店では「家系MAX(アジコメアブラオオメカタメノリ多め)」の好みが選べます。隣の男子2人は「硬め(麺)、多め(あぶら)、濃いめ(味)で」と選択。店ならではの津軽米のごはんが100円でおかわり自由。3~4杯おかわりする人もいるそうです。
そして、厨房の大きな寸胴を見ながら麺をすすれるのは店だけ。なかは創業以来21年間、出汁を残しつつ、毎日、新鮮な豚骨と鶏ガラを日に5回も入れ替える秘伝のスープです。
素材が同じですから、宅麺も指示書どおりに作れば、味や麺のこしはほぼ変わらず、どちらも美味! とはいえ、自宅でのできあがりには個人差があるかも(笑)。
「毎日、大量の豚骨とシャモジで汗水たらして作っています。それを評価されてうれしいです」と「麺処 井の庄」の木村成さんが挨拶されていました。この言葉は、最高のラーメンを作り続ける受賞者全員の気持ちを代弁しているかのようです。
横井弘海(よこいひろみ)
東京都出身。慶應義塾大学法学部卒業後、テレビ東京パーソナリティ室(現アナウンス室)所属を経てフリー。アナウンサー時代に培った経験を活かし、アスリートや企業人、外交官などのインタビュー、司会、講演、執筆活動を続ける。旅行好きで、訪問国は70カ国以上。著書に『大使夫人』(朝日新聞社)
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