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顧客は「神社」願いをかなえる絵馬師の人生開運術/女子アナ日下千帆の「美女は友達」
芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2021.12.30 16:00 最終更新日:2021.12.30 16:00
初詣で願いを書き込む絵馬をデザインしていたのは、包み込むような優しさを醸し出している素敵な女性でした。
今回ご紹介する美女は、2015年度「神道文化賞」を受賞された永崎ひまるさんです。永崎さんは、神社・神道文化を広めた功労者として、絵馬師で初の受賞となりました。現在、日本全国の主要な神社に永崎さんがデザインした絵馬が奉納されています。
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目立つ作品としては、羽田空港第3ターミナルに展示されている「羽田空港大絵馬 鳳凰と富士」があります。東京オリンピック開催中は、絵馬をバックにたくさんの選手たちが記念撮影していました。
絵馬師という珍しい職業につくまで、永崎さんはどのようなキャリアをたどってきたのでしょうか。
埼玉県川越市出身。子供の頃から美術が得意だった永崎さんは、東京家政短大で服飾美術を専攻しましたが、就職活動を始めた1992年は、就職氷河期と言われる厳しい時代でした。
新卒で入社したのは、上下水道設計のコンサル会社。配属は、デザインなどまったく関係のない経理部だったそうです。
「自分では設計補助をやるつもりで入社したのですが、人事から『君は経理に向いている』と言われました。しかし、実際はCAD(コンピュータによる設計)の人員がいっぱいなだけでした」
この会社を4年で退社し、デザイン専門学校でCGを学んだ後は、雑誌の編集の仕事に携わっていました。しかし、何日も寝ずに働く編集の仕事は体力的に厳しく、再び転職を決意。
「27才のとき、『B-ing』という転職情報誌を買いにコンビニに入ったのですが、あいにく売り切れでした。ところが、不思議なことに、そのとき隣に置いてあった『とらばーゆ』が光って見えたのです。
偶然、開いたページに、絵馬とお守り専門の会社の求人を見つけました。珍しい求人だったので、倍率も高かったようです。美大出身者の応募が多かったのですが、なぜかCG畑の私が受かったのです」
こうして、永崎さんの絵馬師としてのキャリアがスタートしました。
「手書きの仕事では40枚のデザイン画がすべてボツになるなど、初めのうちは上手くいかずに苦労しました。しかし、京都の有名神社の大絵馬を模写したときに、大きな達成感を得ました」
31才で独立し、フリーランスとして活動を開始。絵馬以外に、新聞のイラスト、文房具のデザイン、器の絵付けなど、仕事の幅を広げていきました。また、編集者としてのキャリアを活かし、有名シェフの本も出版されています。
「史上最年少で3つ星を獲得したシェフ、アラン・デュカスと2013年に出会い、本を出したいと言われたので、取材、撮影、絵、文章を一人で担当して『アラン・デュカス 秘密のレシピ』(主婦と生活社)を出版しました。初出版のこの本で、2014年のグルマン世界料理本大賞をいただきました」
そして2021年11月11日には、これまでの絵馬の作品集『1日1分見るだけで願いが叶う!ふくふく開運絵馬』(ダイアモンド社)を出版されました。神様の図柄が多く、毎日、眺めているだけで運気が上がってきそうな作品集です。
クリエイティブな活動を続ける永崎さんですが、今後のプランはありますか?
「神様のために何ができるか考えています。昔は神様への感謝を表すために、みんながお金を出し合って絵馬を奉納する文化がありましたが、最近はお願いばかりで、感謝を忘れている方が多いです。
私が絵馬を描くことで少しでも力添えをさせていただきたいと思っていますので、絵馬を奉納するためのクラウドファンディングなどを考えております」
素敵なプランですね。将来、永崎さんの描く大きな絵馬が、日本中で拝見できるようになるかもしれません。
■2022年、幸せになるための3カ条
(1)氏神様をしっかり調べて朔日詣りをする(※朔日詣りとは1日に参拝すること。氏神様は各都道府県神社庁で調べられます)
(2)年中行事を家族で楽しむ
(3)深呼吸と日向ぼっこをして、気持ちいい “気” を体に入れる
●日下千帆(くさかちほ)
1968年、東京都生まれ。1991年、テレビ朝日に入社。アナウンサーとして『ANNニュース』『OH!エルくらぶ』『邦子がタッチ』など報道からバラエティまで全ジャンルの番組を担当。1997年退社し、フリーアナウンサーのほか、企業・大学の研修講師として活躍。東京タクシーセンターで外国人旅客英語接遇研修を担当するほか、supercareer.jpで個人向け講座も
( SmartFLASH )