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真っ暗闇で、音のない世界で、愛を伝える試み/女子アナ横井弘海のエンタメ時間

芸能・女子アナ 投稿日:2022.01.28 16:00FLASH編集部

真っ暗闇で、音のない世界で、愛を伝える試み/女子アナ横井弘海のエンタメ時間

対話の森のロビー

 

 まもなくバレンタインデー。デパートのチョコレート商戦もスタートしました。恋人に、友人に、家族に、今年はどんなチョコレートを贈ろうか、売り場を回遊しながら悩みます。なにしろ、チョコレートにを託すわけですから。

 

 でも、日頃から大切な人に「愛」を伝えるのはもっと大切。そんなことをジワリ感じる貴重な体験をしました。

 

 

 東京・ 竹芝のダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」で、2月14日まで期間限定で「LOVE」をテーマにした特別体験プログラム「ラブ・イン・ザ・ダーク」「ラブ・イン・サイレンス」が開催されています。

 

 その前に、「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」をご存じですか? まずこちらをご紹介しましょう。

 

 完全に光を閉ざした暗闇を、特別なトレーニングを受けた視覚障害者にアテンドされながら、参加者数名がチームとなって、さまざまなシーンを一緒に訪れたり対話を楽しんだりするソーシャルエンターテイメント。

 

 1988年、ドイツのアンドレアス・ハイネッケ博士が発案し、世界50カ国以上で開催され、900万人を超える人々が体験しています。日本では1999年11月に初開催されました。

 

 真っ暗闇での体験は、見た目や固定観念から解放され、人と人とのかかわりや対話の大切さ、五感の豊かさを感じると好評を博し、いまや学校の授業や企業研修の一環にも取り入れられています。これまで23万人以上が体験しているそうです。

 

 私の周りには、「なにも見えない暗闇で、同行した部下との関係が逆転し、リードされたりして、とても新鮮だった」と熱く語る大企業の役員さんもいれば、お医者さまから「体験してみませんか」とすすめられたこともあります。とにかく経験者は口を揃えて「よかった!」と言います。

 

 一方、ヘッドセットを装着して音を遮断した静けさのなかで、聴覚障害者に案内されながら、表情とボディランゲージだけで対話に挑戦する「ダイアログ・イン・サイレンス」は、1998年にドイツで開催されて以降、言葉や文化の壁を超えて聴こえるもの、感じるものがあると評されます。いわば「にぎやかな静寂」の世界。こちらも人気です。

 

 今回はそれらのバレンタインデーバージョン。LOVE(ラブ)をテーマにしたのは、いまなお続くコロナの時代、環境が変わり、これまで当たり前のようにできていたことが制限されるなか、暗闇で静寂で、新しい愛の伝え方や、愛のあり方を見つめなおすきっかけになれば、という思いから生まれたそうです。

 

 さて、最初に申し込んだのは「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」。白杖を使い、手の甲で物の存在を確かめつつ、その日のアテンド・バリジョニーさんに案内されました。彼女は頼みの綱。視覚障害者ですが、スムーズに皆をリードしてくれます。優しく促されて安心して進むうち、自分自身の手足に感じる感触、音、気配にどんどん敏感になっているのは驚きでした。

 

 チーム全員が女性だったからか、顔も何も見えないから気が楽になるのか、どこの部屋に行っても、おしゃべりに花が咲きました。

 

 内容は体験したときのお楽しみとして、私にはなぜか昔の思い出がよみがえってくる場面が何度もありました。「こんなふうに会話したときは心地よかったなぁ」という感じ。それこそがLOVEだったのかもしれません。

 

 暗闇で感じる自分の感覚があまりに面白くて、ならば「音のない世界」もと思い、「ダイアログ・イン・サイレンス」にも参加。

 

 こちらでは、最近、表情が乏しくなっていることを自覚し、ボディランゲージによる対話ができないというか、想像力がないことに愕然! でも、表情豊かなアテンドのまっちゃさんは、こう励ましてくれました。

 

「私たち聴覚障害者もみんなが手話をできるわけでもなければ、最初からボディランゲージで表現できたわけでもないのです。習うのです」

 

 へぇーと気を取り直し、今度は「まわりにスマホばかり見ている人と、何を言っても反応の薄い人がいるのですが、もし周囲にそんな人がいたら、どう対話しますか?」と尋ねました。まっちゃさんの答えは明快。

 

「まず目と目を合わせるようにします。とにかく相手の視界に入る。親しい間柄なら、相手のまぶたを上下に開けてでも、こっちを向いてもらいます(笑)」

 

 やはり目は心の窓。アイコンタクトは対話の基本なのですね。

 

 プライベートなことですが、いま我が家では、母と叔父とニャンコが入院中。母には面会できませんし、叔父とはあちらから架かってくる電話で話せるのみ。ニャンコには短い時間なら会えますが、手術後の痛みやひとりケージのなかで眠る心細さを癒してあげられなくてつらいです。コロナ禍のコミュニケーションは悩ましいですね。

 

 でも、「対話の森」に行ったら、不思議とすっきりしました。誰とでも対話できる道具をたくさん手に入れた気分。マスク越しでも、瞳を見つめて語れば自分の心が伝わり、相手からも何かが伝わると思えました。

 

 今年は大切な人にLOVEを伝えてみましょうか。

 

横井弘海(よこいひろみ)
東京都出身。慶應義塾大学法学部卒業後、テレビ東京パーソナリティ室(現アナウンス室)所属を経てフリー。アナウンサー時代に培った経験を活かし、アスリートや企業人、外交官などのインタビュー、司会、講演、執筆活動を続ける。旅行好きで、訪問国は70カ国以上。著書に『大使夫人』(朝日新聞社)

 

( SmartFLASH )

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