芸能・女子アナ芸能・女子アナ

桝太一アナ “年収半減転職” 背中を押した女性教授が明かす肉声「遠距離通勤に不安も」

芸能・女子アナ 投稿日:2022.02.01 06:00FLASH編集部

桝太一アナ “年収半減転職” 背中を押した女性教授が明かす肉声「遠距離通勤に不安も」

 

「みんなびっくりでしたよ。桝くんが辞めるそぶりや噂もなかったし、会社への不満があったということも特に聞いていません。彼は人当たりがよくて、本当に気持ちがいいヤツ。仕事に向き合う姿勢は、年上の私も見習うべきところが多かったです」(同僚社員)

 

 日本テレビの桝太一アナ(40)が、3月末で同社を退社することを発表した。4月からは同志社大学(京都)ハリス理化学研究所の専任研究所員(助教)に転身するという。

 

 

「東京大学時代にアナゴを、東大大学院ではアサリの研究をしていた桝さんですが、2006年に日テレに入社してからは、多くの人気番組を担当。2016年には『好きな男性アナウンサーランキング』で5年連続1位を獲得し、殿堂入りを果たしました」(日本テレビ関係者)

 

 意外な転身は局内外で大きな話題になっているが、別の社員はこう語る。

 

「桝さんと会社は、1年以上前から退社後について協議していました。社としては、フリーランスになっても『ザ!鉄腕!DASH!!』など、ほかの番組への出演も続けてもらいたく、すべての担当番組への出演を継続することを条件に1本100万円という破格のギャラを提示したようです。

 

 しかし、桝さんの研究者転身の意思は固く、尊敬する福澤朗さんの後任MCを務めている『真相報道バンキシャ!』だけを続けることになったのです。退社後のギャラは、1本40万円ほどでしょう」

 

 日テレが桝アナを重用するのは、視聴者のみならず、局内の評判も非常にいいからだ。

 

「桝さんは出演者の魅力を引き出す能力に長けているし、制作スタッフや後輩アナからの人望も厚いんです。会社は、報道の後進を育てる側に立ってもらおうと、アナウンス部長の役職を用意することも考えていたようです。結局、話し合いはまとまらず、桝さんに人事案を提示するまでには至らなかったようですが」(同前)

 

 桝アナと日テレの協議が始まる少し前、同志社大学生命医科学部の野口範子教授は、桝アナにこう声をかけたという。

 

「本気で大学で研究をする気はありますか?」

 

 野口教授は、2017年から毎年、桝アナに講義の講師や講演会の司会を依頼し、研究者としての資質に一目置いてきた。いわば今回の転職のきっかけを作った “恩師” の一人だ。

 

「この会話があったのは一年ほど前です。大学院生にならないかと言われたと勘違いしたのか、桝さんは『授業料が要りますね』って(笑)。しかしすぐに具体的に転職を考え始められたようです」(同前)

 

 野口教授は、なぜ桝アナを “リクルート” したのか。

 

「桝さんは、アナウンサーによる “トークショー” ではなく、データや論拠によった立派な講義をされるんです。研究し、それを発信する力があり、人材を育成していくこともできる方だと思いました」(同前)

 

 当時、桝アナの講義に出席していた学生は約30人。桝アナは都内にある同志社大学東京オフィスから、京都にリモート講義する形をとっていた。

 

「桝さんは、朝の番組『ZIP!』出演のため、深夜に起きるような生活で、平日夜の講義のために京都に来ることが不可能だったのです。

 

 それでも、事前に学生にレポートを出させて、それをすべて読んだうえで、講義で丁寧にコメントされていました。課題には『ノーベル賞受賞者を題材にした番組を考えてください』など、アナウンサー経験を生かしたものもありました」(同前)

 

 だが桝アナは、会社員の傍ら大学で教えることに限界を感じていたようだという。

 

「報道機関であるテレビ局の社員である桝さんには、個人の意見の発信にも制限があるんです。ですから、講演会でも桝さんはあくまで『司会者』という位置づけでしゃべっていました。講義では、NHKと民放の予算の差などを、チクリと言うこともありましたが(笑)。もっと自由に研究して、発信したいという思いがあったのだと思います」(同前)

 

 桝アナの現在の推定年収は1600万円。一方、私立大学の助教の年収は、およそ500万円前後だ。

 

「桝さんは今後、東京と京都を行ったり来たりの生活になると思います。そんな話をしていると、『やっぱり新幹線の交通費がかかりますね』と心配していました。でも、『“理系版の池上彰さん” を目指す』と大きく出たくらいですから(笑)、心配ないでしょう。

 

 桝さんは、『バンキシャ!』などで取材経験は豊富ですし、伝えるノウハウも持っています。“社会と科学の懸け橋” になってほしいと思います」(同前)

 

 桝アナの名を冠したサイエンス教養番組が、数年後に見られるかも!

 

( 週刊FLASH 2022年2月15日号 )

続きを見る

芸能・女子アナ一覧をもっと見る

芸能・女子アナ 一覧を見る

今、あなたにおすすめの記事