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禁固刑の可能性も…桜塚やっくんを轢いた中年男性の悲劇

芸能・女子アナ 投稿日:2013.10.17 07:00FLASH編集部

10月5日、バンド「美女♂MenZ」(ビジョメン)のメンバーは、ワンボックスカーに乗り、熊本県荒尾市に向かっていた。リーダーでお笑いタレントの桜塚やっくん(37・本名=斎藤恭央さん)の運転で山口県内の中国自動車道を走行していたワンボックスカーは雨と霧に見舞われ、下り坂の右カーブでスリップ。中央分離帯に車体右側面を衝突させて止まった。 電話をするため、すぐにマネージャーの砂守孝太郎さんが後部座席左側のスライドドアを開けて外に出ようとした。だがそのとき後続のトラックは彼らの車を避けようとしてスリップし、コントロールを失って砂守さんに向かい突っ込んできた。砂守さんははねられて、車内に転がるようにして即死。トラックはワンボックスカーに衝突した後、中央分離帯にぶつかって止まった。 「早くしないとまた後続車が衝突してくると思い、車を出て走りました」(メンバー・伊織) 伊織に続いて車を降り、両手を振って後続車を止めようとしていたやっくんは、警察と救急に連絡を取るため、車に戻ろうとする。そのとき、白のステーションワゴンがやっくんに向かって突進。はねられたやっくんは10メートルほど飛ばされ、ワンボックスカーの運転席ドアに衝突した後、中央分離帯に激突した。このステーションワゴンもコントロールを失っていたとみられる。 「車の前に倒れていたやっくんを起こそうとしましたが、目を開けたまま、もう意識はありませんでした」(伊織) 砂守さんを轢いたトラックは宮崎県内の会社のもので、運転手は50代の男性。やっくんを轢いてしまった車を運転していたのは、北九州市で働く40〜50代の職人とみられる。2人にとっても悪夢だった。 「法的には加害者にあたる運転手が逮捕されていないのは、今回のケースでは被害者の過失が大きいうえに、轢き逃げやスピード違反ではない。逃亡の恐れもないという判断だろう。運転手にも、前方不注意など何らかの落度はあったと考えられる。その場合、刑事では略式裁判で罰金刑か、起訴されたうえで執行猶予つきの禁固刑になる可能性がある」(交通事故の裁判事情に詳しい弁護士の加茂隆康氏) 損害賠償請求で訴えられた場合「加害者がスリップしていると、過失があったとして責任が重くなる可能性がある。責任は加害者7〜8、被害者3〜2程度が認められる」(加茂氏) 雨と霧が、誰にとっても不幸な事故を呼んだ。 (週刊FLASH 2013年10月29日)

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