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NON STYLE「井上」窓もカーテンも一度も開けずに謹慎3カ月間

芸能・女子アナ 投稿日:2017.03.10 17:00FLASH編集部

NON STYLE「井上」窓もカーテンも一度も開けずに謹慎3カ月間

 

 事故から約3カ月、「NON STYLE」の井上裕介は黒のスーツに青色のネクタイ姿で現れた。こだわりの左右対称の「アシンメトリーヘア」は前に垂らし、ぼさぼさ状態。少し青ざめ、神妙な面持ちでマスコミの前に立った。無数のフラッシュがたかれる。

 

 井上は「このたびは寒い中お集まりいただき、誠に申し訳ありません。この場をお借りしまして被害者の方に改めてお詫びしたいと思います。また、世間をお騒がせし、ファンの方々やお仕事関係の方々に多大な迷惑とご心配をかけてしまい、深くお詫びいたします。まことに申し訳ありませんでした」と深々と頭を下げた。下げ続けること約50秒。

 

 3月7日夜8時から行われた謝罪会見は、テレビカメラ25台、報道陣134人が集結する注目の会見となった。実は、最初は屋内で行われる予定だったが、これだけの人数を収容する部屋がないため、急きょ、気温4度の寒空の下で行われた。謝罪会見は50分近く続いた。

 

 昨年12月に道路交通法違反(ひき逃げ)と自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで書類送検され、6日の不起訴処分を受け、7日夜の会見となった。
 


 下げ続けた頭を上げた井上の目には涙が溢れていた。


 事故直後に逃げたとされることについては「目の前のタクシーを追い抜こうとしたときに少し違和感を感じ、ひょっとしたら当たったのではないかという感じはあったが、どこか自分の都合のいいように解釈してしまい、当たっていないのではないかと思い込んみ、その場を離れてしまいました。逃げたという意識はありませんでした」と語った。

 

 さらに「同乗していた武智(スーパーマラドーナ)くんは音が聞こえたようで、確認した方がいいんじゃないかと言ってくれたにもかかわらず、確認することを怠り、その場を離れてしまいました」

 

 まさにここなのだ。このとき、車から降りて確認さえしていれば、少なくともこんな大事にはいたらなかったはず。あのときこうしていれば、ああしていれば、と思わない人はいないのかもしれないが、確認しなかったことで、井上の運命を大きく変えた。後悔先に立たず、だ。

 

 井上にとって“幸い”といえるのは、被害者のタクシー運転手のケガが全治2週間という比較的軽傷だったことと、その運転手から「謝罪の気持ちは十分伝わりました。早く劇場やテレビで漫才している姿を私に見せてください」とお許しの言葉をもらったこと。

 

 そして、相方から厳しい言葉も言われたというが、「井上の人生も自分の人生の一部だ」と、改めて絆を誓ってくれたこと。先輩芸人たちからお叱りはもちろん受けたが、イベントやテレビで井上のことを話題にして、復帰しやすくしてくれたこと。

 

 井上にとって心強かったのは『アッコにおまかせ!』(TBS系)で共演する和田アキ子が、謹慎中、毎日電話で激励してくれたことだ。井上の自暴自棄を救ったのは、そんな周りの愛情ともいえる激励だった。

 

 私が取材したところ、謹慎中の3カ月は一歩も外に出ないどころか、カーテンも窓も一度も開けない生活だった。怖くて開けることができないというのだ。寒い冬の空気に触れることもなく、青い澄んだ空さえ見なかったという。

 

 それだけ猛省したぶん、そしてこの3カ月を無駄にしないためにも、どんな新しい「NON STYLE」を作ってくれるのか期待したい。


(芸能レポーター・川内天子)

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