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記念日はスカイツリーの “ふもと” でVR海外旅行/女子アナ横井弘海の「エンタメ時間」
芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2022.02.11 16:00 最終更新日:2022.02.11 16:00
今年のバレンタインデーを、大切な人と一緒に思い出を作る特別な日にしたいなら、東京スカイツリーの特別ライティングが見える場所を探してみてはいかがでしょう。
現在、スカイツリーでは北京2022冬季オリンピック競技大会に出場するTEAM JAPANへの応援の気持ちを込めて「日本国旗」をイメージした特別ライティングを点灯しています。先日は日本勢の金メダル第1号、ジャンプの小林陵侑の活躍を祝ってゴールドに耀いて、きれいでした。
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そして、2月14日まで、バレンタインデー向けの新しい特別ライティング「My gift to you」が点灯されています。スカイツリー全体を大きなギフトボックスに見立て、赤いリボンがかかっている様子をイメージした新しいライティングで、2人の思いを盛り上げてくれることでしょう。
スカイツリーは、そばに寄っても遠くで見てもデートに向いていますが、バレンタインデーのような記念日に利用したら楽しい場所はないかしらと探してみたら、対岸の浅草に楽しい体験施設がありました。
5年前、地上にいながら世界旅行の体験を味わうことができる世界初のバーチャル航空施設「FIRST AIRLINES 池袋」が開業して注目を集めましたが、その姉妹版「FIRST AIRLINES 浅草」が昨年末オープンしています。
ここ数年、コロナ禍で海外旅行に行けず、がっかりしている人は多いでしょう。以前は、卒業旅行、新婚旅行をはじめ、なにかの記念だからと海外に行く人がたくさんいたのに、いまは純粋に海外旅行したという話をまったく聞かなくなりました。
そのぶん、これまでになかった新しい体験型旅行が世の中に生まれています。航空会社が主催する遊覧飛行や機体の見学、機内食を楽しむイベントや、オンラインツアーも充実してきました。バーチャルツアーもそのひとつ。
「FIRST AIRLINES」 は、航空機内というセッティングで飲食を提供するなど、リアルな場とVRコンテンツを組み合わせた海外旅行の疑似体験が楽しめ、人気を呼んでいます。
池袋はファーストクラス体験で、浅草はプライベートジェットをイメージした本革客席シート8席のラグジュアリーな空間です。制服を着用したCAさんのおもてなし、ギャレーで調理される温かい機内食(という名のコース料理)、そしてVRコンテンツによる海外旅行体験を2時間半ゆったりと、比較的リーズナブルな値段で気軽に味わえます。
「空港って非日常でワクワクする高揚感がありませんか。空間自体がエンターテイメントです。そして飛行機に乗ると、さらに未知のワクワクがある。そんな空間を提供できないかなと妄想したのが最初でした(笑)。旅行は空港から始まる。それで、この場所を『浅草国際空港』と呼んでいます。
開業以来、お客様の声をもとに常に提供体験を進化させて、お客様がどうしたら感動してくださるかを考えながら続けています。CAも頑張りますが、お客様と作り上げていく場所ですので、ケーキやお花などのリクエストはもちろん、それぞれのご希望をお伝えいただいて対応しています」と、FIRST AIRLINES 代表で元ITエンジニアの阿部宏晃氏が話してくれました。
単なるバーチャルツアーにはないCAさんの笑顔のサービスも好評で、ここで誕生日や結婚記念日などの記念日を祝いたいと仰るお客様が多いそうです。ここでプロボーズをされた方も2~3組いらしたとか。
客層はバラエティに富んでいます。記念日はもちろん、いつかまた行けるであろう海外旅行の気分を味わいたい人たち、VRコンテンツを全部制覇したい旅行好き……カップル、家族連れ、友達、おひとり様、みんなが楽しめる内容です。
いまやFIRST AIRLINESに、各国の観光局や旅行会社が積極的に協力してくれるようになり、コンテンツも充実しているそう。ハワイ、オーストラリア、フランス、イタリア、フィンランド、チェコなどなど、360度のVR体験に加えて、180度に景観を映し出すバーチャル空間での旅体験。全方位から聞こえる音響設備も立体的で迫力がありました。
私も空港と飛行機が大好きです。ターミナルの発着掲示板のパタパタ動く乾いた音、さまざまな国の言葉のアナウンス、機体の小さな振動や独特な空気の流れ、エンジン音。自分だけの世界に意識を飛ばしてくれる最高の空間です。このプライベートジェットには、そんなリアルな感覚も感じられる工夫がされていて、心地よい!
窓から見える離陸シーン、上空を飛ぶ景色は、もちろん左右の窓で異なっていました。五感を刺激する臨場感ある旅行体験を楽しんだ後、東の夜空を見上げれば、東京スカイツリーのライトアップが微笑んでくれることでしょう。
横井弘海(よこいひろみ)
東京都出身。慶應義塾大学法学部卒業後、テレビ東京パーソナリティ室(現アナウンス室)所属を経てフリー。アナウンサー時代に培った経験を活かし、アスリートや企業人、外交官などのインタビュー、司会、講演、執筆活動を続ける。旅行好きで、訪問国は70カ国以上。著書に『大使夫人』(朝日新聞社)
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