芸能・女子アナ
さんまをドツいた茨城弁芸人「カミナリ」次はタモリか北野武か
芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2017.03.20 12:00 最終更新日:2017.03.20 12:00
昨年末の『M-1グランプリ』で、ドツキ&茨城弁漫才で強烈な印象を残したカミナリ。有吉弘行やマツコ・デラックス、とんねるず、ナイナイ、爆笑問題などが絶賛したのを皮切りに、人気芸人が仕切る番組に引っ張りだこ。
芸歴わずか6年の28歳。若手芸人とはいえど、その多くが芸歴10年超えの30代という昨今では異例の若さだ。そんな2人の出会いは保育園まで遡る。
たくみ いちばん古い記憶は、保育園の砂場でまなぶくんに砂をかけたこと。当時からまなぶくんをイジって、周囲の笑いを取っていました。
まなぶ ひどいよ……。でもある日、保育園におねしょしたたくみくんの布団が干してあって、バチが当たったなと。
たくみ 人前だとイジっちゃうんですが、2人になるとごめんねって謝ってね。そこは今でも直らないね。
その関係性は、まさに彼らの漫才そのものだ。小学校は別々だったが中学校で再会。たくみは話術で、まなぶは顔芸で笑いを取る人気者だった。高校は再び分かれたが、毎日テレビ電話で話すほどの仲よしぶり。たくみが高2のときにまなぶを誘い、芸人を目指すことを決意した。
まなぶ 僕は関西の大学へ行きたかったんですが、「大阪に行ったら一緒に芸人になれない!」と止められました。
まなぶは二浪して早稲田大、たくみは現役で帝京大に進学。たくみの卒業時に、3社のお笑い事務所に応募した。
たくみ やる気を見せたくて、直接書類を届けに行きました。最初に爆笑問題さんのタイタンに行ったんですが、「ポストに入れておいて」と手渡しできなくて、そのまま連絡が来なかった。今のグレープカンパニーには直接渡せて、ネタ見せに合格しました。
同社は、サンドウィッチマンが筆頭の小さな事務所。しかし昨年は永野も大ブレイクし、次はカミナリ。狭い事務所から奇跡のブレイク率だ。結成から数年はコント一本だったが、パッとせず。そんななか、自信作を集めて地元・茨城で単独ライブをおこなったが、これもまったくウケず。苦肉の策で繰り出したのが、「ドツキ」だった。
たくみ 焦って思いっきり叩いたら、めっちゃウケたんです。その日、永野さんが観に来てくれたんですが、まったくウケなかったコントを褒められて。
まなぶ そのコントを観て、「そういうふうに、田舎の温かさや訛りを素朴に出したら」と言ってくれたんです。
それ以来、ドツキ&茨城弁を前面に押し出すように。'15年、『M-1』復活を機に漫才を始め、'16年に決勝進出で大ブレイク。今年1月には『さんまのお笑い向上委員会』で、たくみが明石家さんまを思いっきりドツき、スタジオ騒然から大きな笑いを生んだ。
まなぶ 収録前にどのタイミングでいくか2人で考えて。僕は徐々に前に出て、最後にドツキがいいと言ったんですが、本番ではすぐにいったので「あー!」と。ウケたのでよかったですが、「俺どうすっぺ」と困りました(苦笑)。
たくみ 収録後、さんまさんに挨拶できる機会があるので、失敗したら後で謝ろう! と、思いきりぶつかりました。
こうなると、次は誰をドツくのかが気になるところ。
たくみ ツッコんでるだけで、本当は誰も叩きたくない(笑)。どうしても挙げるなら、タモリさんとビートたけしさん。BIG3を叩くだなんて、生意気言ってごめんなさい…。
竹内まなぶ 1988年9月16日生まれ
石田たくみ 1988年7月6日生まれ
ともに茨城県鉾田市出身 2011年コンビ結成。『M‒1グランプリ2016』で決勝進出をはたす。最近は、まなぶの高偏差値を買われてクイズ番組に出演するなど、活動の幅を広げている
(週刊FLASH 2017年3月7日号)