芸能・女子アナ
ウド鈴木の借金を立て替え「内村光良」が嫌われない理由
芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2017.03.24 06:00 最終更新日:2017.03.24 12:14
「タモリさんとちょっと近いところがあるかもしれない」
かつて『夢で逢えたら』(フジテレビ系)で共演した松本人志は以前、内村光良についてこう語った。タモリといえば、30年以上続いた『笑っていいとも!』などで、自分は一歩引き、人気コーナーに若手を起用して一人前に仕立てた。
内村も同じ。さまぁ~ずや有吉弘行、バナナマンらはかつて『内村プロデュース』(テレビ朝日系)で起用した芸人たちだ。
有吉の起用は、まさに彼の人気低迷中のこと。内村は「ひとつずつ結果を出しましょう」とアドバイスし、有吉はそれに応えて頑張った。のちに有吉は「内Pに出させてもらっていなかったら、とっくに芸人をやめざるをえなかった」と告白している。
日曜夜の視聴率戦争でNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』を凌駕する『世界の果てまでイッテQ!』の総合司会を、内村が続けていることにも理由がある。
「日テレは、家族で番組を観てもらうことに主眼を置いています。そこで重要視するのが、お茶の間に不快感を与えないこと。過酷なロケに挑んできたイモトや宮川大輔を受け止めるのに、内村さんのキャラがぴったりなのです」(日本テレビ局員)
こんなエピソードもある。ウド鈴木が若手時代、借金を抱えていることを、収録の合間に内村に打ち明けると、こう言われた。「俺が貸してやるから、今すぐ返してこい!」。ウドは内村の男気に胸を熱くしたという。
かつて内村は「芸人は笑いを取るのがいちばん嬉しいことなんで、若手のそうした姿を見るのは嬉しい」と公言していた。とんねるずの石橋貴明は内村を「若手を育てて偉いな」と評したことがある。個性が強いライバルたちを敵に回すことがない内村の凄さは、同業者がいちばん知っている。
(週刊FLASH 2017年3月14日号)