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ヒロド歩美の「熱虎トーク」最低勝率更新も、“甲子園パワー” が勝利を後押し!

芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2022.04.23 06:00 最終更新日:2022.04.23 06:00

ヒロド歩美の「熱虎トーク」最低勝率更新も、“甲子園パワー” が勝利を後押し!

ヒロド歩美アナ(朝日放送テレビ)

 

 タイガースファンの皆さん、やりましたね! おめでとうございます。勝ちました!

 

 今シーズンの初勝利は必ず本拠地・甲子園球場で達成してくれると信じていました。その後、プロ野球の最低勝率を更新しましたが、とりあえず、そのことは置いといて……。

 

 4月5日の本拠地開幕戦。私が勝利を確信したのは初回でした。DeNAの攻撃が0点で終わり、裏の阪神の攻撃。近本光司選手のヒットから中野拓夢選手のタイムリーで先制したとき「今日はもらった。あとはサトテル(佐藤輝明)選手のホームランと、西勇輝投手が抑えて勝つ!」と確信しました。

 

 

 私の直感はあまり当たりませんが、この予感は当たったのです。なぜ、こんなイメージが持てたのか? その理由を、私なりに分析してみたいと思います。

 

 ここまでタイガースは開幕9連敗中でした。セ・リーグ記録を更新したわけですから、プロでもなかなか負け続けるのは難しいということです。

 

 どのチームもできなかった連敗記録。それは「勝ちたい」という欲求を増幅させるパワーの源だったと思うのです。過去、誰も体験したことのない種類の「勝利」を求めて、観衆3万7408人が甲子園球場を埋め尽くしました。

 

■ファンも選手も義理人情に厚い

 

 プロ野球解説者の方々がよく口にします。「気持ちで投げる」「気持ちで打つ」。気持ちだけなら12球団イチ、今のタイガースは強いはず。その虎ファンの熱い「気持ち」が、選手に届いたのです。

 

 今季4番をまかされたサトテルは、コロナ禍のなかで入団したので、満員の甲子園を体験したことがありません。以前、「2万人でも多いと思っていたけど、その倍の人数になると、どうなるのか本当に楽しみです」と語っていましたが、見事、初球を右翼席に叩き込みました。そして、西投手が完封してチームを勝利に導きました。

 

 甲子園でのタイガースファンは特別な存在であると、OBを含めて、多くの選手が口にしてます。今回、あらためて証言を集めてみました。

 

 矢野燿大監督は「打った後や得点後の声援とか、めちゃくちゃ気持ちいいんですよね。これが甲子園かっていうね。やっぱり最高です」。

 

 最年長最多勝の記録を持つ、プロ野球解説者の下柳剛さんは「(甲子園での)大声援がいつも後押ししてくれた。甲子園は投げやすかった」。

 

 ヤクルト臨時コーチの古田敦也さんは「(甲子園球場は)慣れるまで、やっぱりやりにくい。外野の応援もプレッシャーになるし、こちらが点を取ってもシーンとしている」。

 

 熱狂しすぎて、ときには強烈なヤジが飛ぶこともありますが、それもモチベーションがあればこそ。

 

 私の脳裏に映像として記録されている場面があります。
2021年5月、鳥谷敬さんがロッテに移籍して、交流戦で甲子園に戻ってきたとき、大勢の虎ファンが「TORITANI」背番号「1」のユニホームを着ていました。7回表「代打鳥谷」のコール。地響きのような大歓声に包まれ、鳥谷さんはタイムリーを放ちました。

 

 鳥谷さんは「敵味方関係なく、応援してもらって打席に立てるのはありがたかった。そして、絶対打たなきゃいけないとも思った。ファンが打たせてくれた1本だった」と、語っていました。

 

 ファンの声援を意気に感じてプレーする。義理人情に厚い虎戦士なのです。ちなみに、巨人戦初勝利も甲子園!

 

ひろどあゆみ
1991年10月25日生まれ 兵庫県出身 2014 年4月、朝日放送(現朝日放送テレビ)に入社。『熱闘甲子園』『芸能人格付けチェック』『サンデーLIVE!!』などに出演中

 

※ABCテレビの阪神タイガース応援チャンネル、YouTube「虎バン」配信中

 

写真・木村哲夫
ヘアメイク・ツジマユミ

 

※成績は4月15日現在

 

( 週刊FLASH 2022年5月3日号 )

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