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専門家をメディアに売り込め…「文化人プロデューサー」東奔西走する/女子アナ日下千帆の「美女は友達」
芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2022.05.05 16:00 最終更新日:2022.05.05 16:00
近年、SNSでの発信をきっかけにメディア出演を果たし、「文化人」として認知される方が続々と誕生しています。今回ご紹介する美女は、女性料理家などを文化人としてプロデュースしている花野綾さんです。
「SNSでの発信は誰にでもできますが、メジャーなメディアに登場するのは、選ばれた人にしかできません。私のコミュニティ『ハナーズ』には50人の女性料理家を中心に、約500人の専門分野を持つ方々が登録されています。この方々をメディアや企業とつなげて活躍の場を広げてあげたいのです」
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茨城県取手市で生まれ育った花野さんは、中学時代にバドミントンで県大会に出場し、好成績を残したため、スポーツ推薦で高校に入学しました。しかし、高校以降は、夢中になれるものが見つからず、常に “くすぶっている” と感じていました。
進学はせず、結婚で何かが変わるかもしれないと、20歳で結婚。ところが、早々に旦那さまの浮気が発覚し、またくすぶる生活に逆戻り。誰も知らないところに行きたいと、旦那さまに海外転勤をお願いし、25歳のとき、家族でテキサスに引っ越すことになりました。
アメリカではやりたいことをやろうと、帰国までの7年間に50種類の習い事を経験したそうです。フラメンコ、ジャズ、バレエなどの各種ダンスのほか、ビーズやクラフト等、ありとあらゆる習い事を経験するなかで、いちばん夢中になれたのはケーキ作りでした。
もっと製菓の勉強をしたいと思った花野さんは、3人の子供を連れて一時帰国し、ル・コルドン・ブルー東京校に入学。本格的にケーキ作りを学びました。
「コース修了後の求人広告が、有名なホテルやレストランばかりだったのを見て、学ぶことでこんなに世界が広がるのだとわかりました。高卒で仕事を探していたときには、目にすることのなかった名の知れた企業ばかりでした」
アメリカに戻った花野さんは、自宅でケーキ教室を始めます。駐在員の奥さま30人以上が受講生となり、地元の投資家からは、現地でお店をオープンしないかという誘いもあったそうです。
仕事はすこぶる順調でしたが、32歳で帰国した後、夫婦関係が悪化し、34歳で離婚。シングルマザーになった途端、経済的にひっ迫し、好きなことができない状況に陥ってしまいました。
36歳のとき、3人の子供を連れて再婚。さらに3人の子供をもうけ、6人の子供たちのお母さんになりました。再婚により生活に余裕ができたので、ここでまた新しい分野の学びが始まりました。今度はテーブルコーディネートを極めていったのです。
毎年、コンテストに応募し、5回連続で佳作や審査員賞など、さまざまな賞を受賞。花野さんのテーブルコーディネートは企業からも好評で、展示会や店舗のディスプレイの仕事を受注するようになりました。
そして2018年、芸能プロダクションの社長と出会ったのをきっかけに女性コミュニティを立ち上げ、登録者を企業やメディアにつなげるプロデューサーとして活躍し始めました。
ところが、2019年、2度目の離婚を経験することに。
「電気も水道も止められ、家にあるお金をかき集めて支払いに行きました。親からはコンビニでバイトするように言われましたが、好きなことをしたいという気持ちが強かったので、折れませんでした。
キッズパーティー講座や、SNSブランディング講座を開催して生活を支えました。
現在、上の子は30歳になりましたが、下の子はまだ9歳です。優等生から不登校まで、さまざまな個性の子供を育ててきました。すでに30年も子育てを続けていることになります(笑)」
花野さんご自身が、子育ての専門家という文化人枠に入りますね。
「私自身は裏方でいることが多かったのですが、これからは所属している文化人のみなさまのPRのため、表に出ていこうと思っています。いままで女性料理家が中心でしたが、今後は男女問わず、専門分野を持つ方を広くプロデュースしていく予定です。
5月にメディアブランディング塾の特待生を募集し、合格者は8月にメディアコンペに出場していただきます。新聞、テレビ、出版関係者が審査員として参加しますので、専門分野を持つ方や起業家のみなさまは奮ってご応募ください」
どん底から何度も這い上がってきた経験を持つ花野さんには、リスペクトしかありません。これからはご自身のために好きなことを続けていただきたいと思います。
■自分を愛し、ピンチをチャンスに変える3カ条
(1)自分を見捨てない
どんな失敗をしても、どんなにダメな自分も、受け止める。そんな不器用な自分は人間味があってイイよねと自分を愛おしむ。
(2)自分を応援する
頑張れないときも、頑張れるときも、自分のやりたいことを誰よりも自分が応援する。
(3)自分を見くびらない
もう年だから、時間がないから、お金がないから……いろいろな理由をつけて自分の可能性を低く見積もらない。24時間365日、いつも一緒にいるのは自分だけ。「すばらしい自分」を好きだと思うことは誰にでもできる。でも、ピンチのときほど自分を愛することを忘れないで。
●日下千帆(くさかちほ)
1968年、東京都生まれ。1991年、テレビ朝日に入社。アナウンサーとして『ANNニュース』『OH!エルくらぶ』『邦子がタッチ』など報道からバラエティまで全ジャンルの番組を担当。1997年退社し、フリーアナウンサーのほか、企業・大学の研修講師として活躍。東京タクシーセンターで外国人旅客英語接遇研修を担当するほか、supercareer.jpで個人向け講座も
( SmartFLASH )