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NMB48「山本彩」卒業するの?しないの?を直撃!
芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2017.04.11 17:00 最終更新日:2017.04.11 17:00
NMB48のキャプテンでエースの山本彩が、初エッセー本『すべての理由』の発売イベントを行った。この日の山本は、流行の肩開きの黒のトップスにホットパンツと白のシースルースカートを合わせ、ちょっと大人のセクシーな肌見せファッション。
本の最初に「克己心(こっきしん)」という難しい言葉が出てくるので、ここから聞いてみた。
「一番好きな言葉で、弱い己に打ち克つ心。NMBで活動が始まって毎日が自分との戦いだったんです。勝たなければいけない、負けられない最大のライバルは自分自身だったんです」
本の中身について聞くと、「今まで話したことのない山本彩が出てきます。こんな人だったんだ、みたいな。すべてを書きました。恋も出てきますよ」
私が「恋って、書いていいの?」と聞いてみると、意味深な笑顔しか返ってこなかった。
本の中の「恋」も気になるが、やはり、最大の関心事は総選挙辞退の真意と、噂されている卒業についてだ。たしかに、去年の出馬で「今年で最後」と言っていたのだが……。
「出ることも悩んだけど、中途半端な覚悟で出ても、みなさんに期待を押しつけると思ったので」
山本は去年の総選挙で自己最高の4位まで上昇している。そこで、「総選挙で『てっぺん取りたい』と思わない?」と、突っ込むと、こう即答した。
「総選挙で、てっぺんは考えなくなりました。それだけじゃないな、違う舞台でもっと自分を高められるようになりたいな、と思いました。総選挙だけじゃないという考え方ができるようになったんです」
彼女の言葉からは、4位を守らなければという焦燥感ではなく、むしろ満足感や達成感が伝わってくる。きっとそれは、昨年末「NHK紅白歌合戦」の視聴者投票で、国内グループ総勢342人中1位に輝いてセンターで歌えたからかもしれない。
指原莉乃を押さえて1位となったことは、何よりも得がたい自信となったはずだ。このことを念頭に、私はもう一度、総選挙の話を聞いてみた。
「総選挙で、さっしーを倒したくない?」
「私と指原さんは比較すること自体が違うなと思ってます。今までも総選挙で指原さんを見ていると(得票数が)『えげつないな』と……次元が違います」
「えげつない」という言葉には一瞬ドキッとさせられたが、的を射た言葉というか、大阪出身の山本にしか使えない、なんだかとても納得できる言葉だった。
さて、もうひとつ気になることは、卒業するかどうかだ。
山本は「そういうつもりはないです。辞退すると卒業と思われそうだけど、辞退という選択は自分を成長させてくれると思っています」とキッパリ否定。そのうえで、こう続けた。
「総選挙には自分以外にも出ない人がいます。ファンの気持ちが離れないように、その期間は自分ができることをやっていかなければと思います」
さすが「さや姉」と呼ばれるだけあって、23歳とは思えないほどしっかりした考え方。男前だ。
指原打倒の急先鋒と見られていた山本が辞退したことで、6月の総選挙は「指原3連覇」も見えてきた。しかし、すんなりいくのかどうか、目が離せない。
(写真・文/芸能レポーター川内天子)