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西島秀俊 CM、映画オファー殺到で懸念される“ドラマ離れ”…出演作ことごとくヒットで「作品は好きに選べる状態」
芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2022.05.31 06:00 最終更新日:2022.05.31 06:00
暴れまわる“禍威獣”に悩まされる現代日本。そこに、強大な力を持つ“銀色の巨人”が現われたーー。
映画『シン・ウルトラマン』が大ヒットしている。監督は樋口真嗣氏、企画・脚本を庵野秀明氏が担当した同作は、5月13日に公開されると、わずか14日めで観客動員数が150万人を突破したのだ。
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同作の主演は斎藤工(40)、ヒロインは長澤まさみ(34)が務める。だが、どの演者よりも評判がいいのは、彼らの上司役を演じる西島秀俊(51)だ。映画評論家の前田有一氏は、こう語る。
「映画自体は、正直平凡なんです。ヒットの理由は、ウルトラマン世代のおじさんたちにとって懐かしく、思い出を満足させる内容だからでしょう。そのなかで演技が光っているのは西島さんですよ。類似ジャンルがほとんどない、アクの強い本作のなかで、浮いたところがなく自然な演技。コメディシーンも、きちんと笑えるようになっているのが素晴らしいですね。
アカデミー賞を受賞した『ドライブ・マイ・カー』はシリアスな作品です。そこでは抑制的で静かな演技があれほどうまかったのに、今作のような真逆のテイストにもピタリとはまる。彼の出演シーンはすべて見どころです」
しかし5月下旬、ワゴン車から降りてきた西島は、世界的名優とは思えぬほどオーラがなく、とぼとぼと歩いていた。ドラマ『ユニコーンに乗って』(TBS系)の撮影現場へ向かう道中のことだ。
「カメラのまわっていないところでは、ただの子煩悩なパパですからね。『シン・ウルトラマン』も、『子供たちも観る映画だから気合を入れたのに、当の息子がウルトラマンを知らないんだ』と笑っていました。
『ユニコーンに乗って』は、かなり前から出演が決まっていた作品です。ドラマ関係者は、『シン・ウルトラマン』のヒットに『ウチの注目度が上がって棚ぼただ』と喜んでます」(テレビ局関係者)
7月にスタートするこのドラマ、じつは地上波で西島を観られる最後の作品になるかもしれない。映画界が、彼を放っておかないのだ。
「国内外問わず、西島さんに映画のオファーが殺到しており、出演する作品を好きに選べる状態です。高額なCMオファーも多いので生活は安泰です。現状、ドラマに出るメリットがないのです」(芸能記者)
「本人はもともと映画好きですから、今後は好きな監督の映画を中心に活動すると思いますよ」(前田氏)
“映画星雲”へ帰らないで西島マン!