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猛暑の “塩分摂取法” を塩コーディネーターに聞く/女子アナ日下千帆の「美女は友達」

芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2022.07.14 16:00 最終更新日:2022.07.14 16:00

猛暑の “塩分摂取法” を塩コーディネーターに聞く/女子アナ日下千帆の「美女は友達」

 

「猛暑日の塩の摂り方のポイントは、体液と同じ0.9%程度の濃度で塩水を作り、ちょこちょこ摂取することです。500mlのペットボトルに天然の塩を5gほど入れて、シャカシャカ振ると簡単に作れます。

 

 一気に飲んでも吸収速度が追いつかず、排出されてしまうので、少しずつ摂取することが大切です。体内に適度な塩分があることで保水されるので、ペットボトル一本飲めば、しばらくは普通の水で大丈夫。塩分不足になると脱水症状を引き起こします」

 

 

 とにかく暑い今年の夏。大量の汗をかくと体内の水分だけでなく、塩分も一緒に失われてしまうので要注意です。

 

 今回ご紹介する美女は、塩のプロフェッショナルを養成する一般社団法人、日本ソルトコーディネーター協会代表の青山志穂さんです。青山さんは、これまでに国内外400以上の製塩所を訪問し、約2000種類の塩をコレクションしているそうです。

 

パキスタン岩塩鉱山訪問

 

「日本は岩塩が採れないため、塩の製法がもっとも多い国のひとつです。だからこそ、職人が魂を込めて作る美味しい塩ができるのです。国内各地でおこなわれている塩の製法は、世界に誇れる日本独自の文化なのですよ」

 

 もんじゃの街、東京・月島出身。慶応義塾大学総合政策学部卒業後、“食” に興味を持っていた青山さんは、2000年にカゴメに入社し、営業部に配属されました。

 

「入社早々、大阪勤務となり、初めて一人暮らしをしました。当時、会社が女性管理職を増やすことを目標にしていたので、自分の限界まで頑張って働きました。

 

 業績を上げた結果、賞をいただいて商品開発に異動になりました。新商品が出ると、PRのために1カ月かけて全国を回ることもありましたが、仕事は楽しく、当時学んだことが、今でも大変役立っています」

 

カゴメ時代

 

 しかし、頑張りすぎて心身ともに疲れてしまった青山さんは、2007年にカゴメを退社し、沖縄に移住しました。半年ほど仕事をせずにのんびり過ごしていましたが、2008年12月、沖縄で塩の専門店の求人を見つけ、再び正社員として働き始めます。

 

「雪塩を製造し、専門店で販売している会社でした。入社後すぐに、専門店の責任者となりました。蓋を開けてみると、店ごとにばらばらに仕入れて、他店が何を売っているかわからない状況だったので、物流や仕入れのルールを決めてデータベース化し、情報共有できるようにしました。

 

 社長からは、“ソルトソムリエ” の社内資格制度を作りたいと要望があったので、いろんな論文を読んで研究し、ゼロから塩のテキストを作り上げました」

 

 この仕事を通じて塩に対する知識が専門家レベルまで高まり、2010年には初の著書『塩図鑑』(東京書籍)を出版します。2012年に独立し、一般社団法人「日本ソルトコーディネーター協会」を設立。新たな塩の資格制度を作り、正しい塩の知識を伝える活動に尽力されています。現在、協会員は約200名。中国から勉強に来た方もいるそうです。

 

自宅の塩の棚

 

 最近はメディアへの出演も増え、全国各地で講演をおこなうほか、メーカーの商品開発や製塩所へのアドバイザーとしても活躍しています。

 

 また、塩の働きをきちんと理解し、健康と美容のために取り入れて欲しいという強い思いから、美味しくてヘルシーな塩レシピの提案も始めました。

 

「塩は健康な体を作る源であるにもかかわらず、間違った情報をお持ちの方が多いです。塩が足りないと体のさまざまなところにダメージが出ます。減塩=健康とは限らないのです」

 

 2002年に塩の製造販売が完全に自由化されてから、私たちは体によい本物の塩を買い求めるようになりました。これからは料理に合わせて産地やフレーバーを使い分ける、塩の楽しみを追求する時代になりそうですね。

 

■好きなことを仕事にするための3カ条

 

(1)突き抜ける
 自分自身もまだまだ修行中ですが、好きなことを仕事にするには、誰よりもその分野において優れていると言われるくらいにならないといけないと思っています

 

(2)あきらめない
 思ったとおりにいかないことのほうがほとんどですが、あきらめずに一歩でも半歩でも、とにかく継続的に前に進む姿勢が大切です

 

(3) 「なんくるないさ」精神
 うまくいかないことがあっても、人事を尽くしたのであれば、あとは天命を待つのみ。ピンチのときも、「きっとなんとかなる」と信じて行動しています

 

日下千帆(くさかちほ)
1968年、東京都生まれ。1991年、テレビ朝日に入社。アナウンサーとして『ANNニュース』『OH!エルくらぶ』『邦子がタッチ』など報道からバラエティまで全ジャンルの番組を担当。1997年退社し、フリーアナウンサーのほか、企業・大学の研修講師として活躍。東京タクシーセンターで外国人旅客英語接遇研修を担当するほか、supercareer.jpで個人向け講座も

 

( SmartFLASH )

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