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ヒロド歩美の「熱虎トーク」阪神OB・下柳剛さんが明かす「グラブ叩きつけ事件」の真相
芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2022.08.06 06:00 最終更新日:2022.08.06 06:00
前回に引き続き、阪神OBの下柳剛さんをゲストに迎えて「シモさんに本音をぶっちゃけてもらいました! 後編」をお送りします。
ーーシモさんといえば野手のエラーに激怒してマウンドにグラブを叩きつけた事件(2007年10月1日、横浜戦)が有名です。自分でもやりすぎたと思うものですか?
「全然(笑)。それが下柳節だからね。チェンジになってベンチに戻ったら、矢野(燿大)が自分で頭のこめかみを指差して『血管切れるぞ!』ってジェスチャーをして、それを俺がケラケラ笑って、それで終わり。テレビには映ってないけどね」
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ーー野手がエラーすると、どんな心理になるものですか?
「ボケ! って(笑)。エラーはあるもので、エラーをしないってことはない。問題はエラーの仕方なんだよ。一歩前に出て捕ろうとする姿勢が大事。こっちも必死で投げている。守っている人も必死だけど、俺はひとつのアウトに対する思いが強いから、感情的になってしまうんだよ」
ーーそれだけ勝ちたい思いが強いということですよね?
「俺にとってひとつのアウトを取るのは大変な作業なのよ。佐々木(朗希)くんみたいに球が速ければいいけど。佐々木くんの倍以上、俺はアウトを取るのが大変なの。それでエラーされるから、うりゃー! ってなるわけ」
ーーなるほど、納得。
「ファームの試合に調整で行ったら、平田(勝男)二軍監督がエラーした野手に向かって『下柳が投げていると思って守らんか!』って怒っていたから『ちょっとそれはやめて!』って言ったけど」
ーーところで、前半戦で最大16あった借金をすべて返済したタイガースですが、まだ日本一の可能性はありますか?
「全然ある。ただし、リーグ2位になって、甲子園でクライマックスシリーズを戦うことが条件になる」
ーーなぜですか?
「タイガースファンの声援の後押しがあるから。あるとないとではまったく違う」
ーーファンの歓声はどんなふうに感じるものですか?
「俺の最多勝が懸かった試合(2005年10月5日、横浜戦)、同点で迎えた9回裏二死の場面で、バッターは俺だったんだけど、当然、観客も含めてみんな代打が出ると思っていた。そこで、俺がバット持ってバッターボックスに入ろうとしたら、球場が揺れるくらいの大歓声が上がった。そりゃ、もう気持ちよかった。『やめられんなー』って言いながら、バッターボックスに入った(笑)。結果は、見事に三振だったけど」
ーー歓声が選手のメンタルに影響を与えるんですね。
「いいことばかりじゃないけどね。俺がわざとフォアボールを出したら、4万5千人がため息をついたりね。それで、どれだけ俺の心の戦闘力が削がれたことか。わざと出してんだ! って思いながらも、グッとこらえたよ。今、新型コロナウイルスの影響で、ファンの声援を選手が体験できないのは残念だね」
ーーそんなファンに、メッセージを!
「大山(悠輔)と佐藤(輝明)は、長い目で見てちょうだい。どっしりして打てるようになるまでちょっとだけ待ってて。9月になれば風向きが変わって、きっと覚醒するから!」
ーー最後に、次期監督にふさわしい人は誰でしょうか?
「ギャグとしては俺だけど、真剣に答えると今岡(真訪)。阪神から外(ロッテ)に出て二軍監督、ヘッドコーチを務めた経験がある。その次に、鳥谷(敬)、(藤川)球児かな」
シモさんの予言はガチで当たりますからね。期待していいんじゃないでしょうか。
ひろどあゆみ
1991年10月25日生まれ 兵庫県出身 2014 年4月、朝日放送(現朝日放送テレビ)に入社。『熱闘甲子園』『芸能人格付けチェック』『サンデーLIVE!!』などに出演中
※ABCテレビの阪神タイガース応援チャンネル、YouTube「虎バン」配信中
写真・馬詰雅浩