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フジテレビ亀山社長をクビにした「倉本聰」呪怨のひと言

芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2017.05.19 06:00 最終更新日:2017.05.19 06:00

フジテレビ亀山社長をクビにした「倉本聰」呪怨のひと言

 

《実は、最初にこの企画を持って行ったのはフジテレビなんです。でも一発で蹴られました。一週間もかからず、『ダメです』とだけ返答が来ました。あまり検討しなかったのでしょうね。それで、テレ朝に持っていったら早河さん(洋・会長兼CEO)は一発で受けてくれた。大したものですよ》(「週刊文春」2017年5月4日・11日合併号より)

 

 話しているのは、脚本家・倉本聰氏(82)。ドラマ『やすらぎの郷』(テレビ朝日系)についてのインタビューで、倉本氏はフジテレビを痛烈に批判した。

 

『やすらぎの郷』は、石坂浩二(75)が主演。「テレビ界に貢献した人間のみ」が入居を許される幻の老人ホームを舞台にした昼の連続ドラマだ。浅丘ルリ子(76)、加賀まりこ(73)ら、平均年齢78歳という往年のスターが勢揃い。倉本氏発案の「シルバー世代向けドラマ」は、初回に8.7%の視聴率を記録した。この話題作を、フジは先に話を持ちかけられ、蹴っていたのだ。

 

 複数のフジテレビ関係者は、「倉本氏は亀山千広社長(60)に直接企画を持ち込んだ」と話す。

 

「倉本氏といえば『北の国から』などでかつてフジとは蜜月だった。亀山社長は、1980年の入社以来、ドラマのプロデュースで名を挙げた。いわゆる『月9』の生みの親で、社長に上りつめたドラマ畑の人。逃した魚は大きく、面目は丸つぶれだ」(ドラマ関係者)

 

 はたして、このインタビューが世に出て2週間になる5月9日、亀山社長が社長を退任することが報じられた。亀山氏は2013年6月に社長就任後、『笑っていいとも!』をはじめとする長寿番組に大ナタを振るった。2014年6月には全社員約1500人中、約1000人の人事異動を敢行したが、視聴率は下がる一方。広告収入に影響し、経常利益は3年間で3割以下に減少した。

 

「年間の番組制作予算が1000億円あったのが、2年で120億円減らされました。現場は悲鳴をあげています。亀山社長が20代の人気局アナと不倫し、海外出張に同行させたという真偽不明の噂が流れるほど、人心が荒廃しています」(フジテレビ関係者)

 

 2月の上旬、部長級以上に、会社の再建案を公募するメールが経営企画部門名義で送られた。

 

「亀山さんが社長名義で送ろうとしていたのを、周囲が必死に止めた。『やすらぎの郷』を蹴った張本人がなんだ、と社員は呆れている」(別の関係者)

 

『やすらぎの郷』の企画書の1ページめにはこう書いてあったという。

 

《舞台はテレビ界に貢献した者だけが入れる無料の老人ホーム。でもテレビ局員は入れない。テレビをダメにした張本人だから》

 

 迷えるフジはどこへ行くのか。

(週刊FLASH 2017年5月30日号)

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