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日本全国旅気分の物産展、不思議なカレーを3つ選んだら/女子アナ横井弘海の「エンタメ時間」

芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2022.08.26 16:00 最終更新日:2022.08.26 16:00

日本全国旅気分の物産展、不思議なカレーを3つ選んだら/女子アナ横井弘海の「エンタメ時間」

店員さんは名札に出身地を書いています

 

 JR東京駅丸の内口のKITTEの1階アトリウムで「Tokyo Tokyo 全国物産展 JAPAN SELECT 2022」が開催されています(8月30日まで)。

 

 地方自治体が特産品を販売したり、観光情報をPRするための店舗、いわゆる「アンテナショップ」などと東京都が連携。コロナ禍で苦戦する日本に再び元気を取り戻すきっかけとなるように、47都道府県すべての商品を揃えた期間限定の物産展です。

 

 

 みなさんは、アンテナショップに行きますか? 私はよく利用しています。

 

 たとえば、有楽町に行けば、「北海道どさんこプラザ」の前を通るたび、習慣的に夕張メロンソフトクリームを食べますし、福島県の「日本橋ふくしま館MIDETTE」では、店頭に新鮮な生花が並んでいると、つい買ってしまいます。

 

 長野県の「銀座NAGANO~しあわせ信州シェアスペース~」では、初夏のほんの短い期間しか採れないアンズを見つけるのが楽しみ。「とっとり・おかやま新橋館」で買った世界でも名高い児島のジーンズは長い間、愛用しています。

 

 どこのアンテナショップも見るだけで楽しい! でも、実は47都道府県すべてのアンテナショップが東京にあるわけではありません。その理由はさまざまでしょうが、千葉や神奈川、愛知、京都などは自治体の運営する店はありません。

 

 それが、47都道府県すべての商品が揃っていて、東京にいながらにして、まるで日本全国を旅したかのような気分になれるのです。

 

 ちなみに、7月に新宿で開催した全国物産展第一期のイベントも好評だったそう。そのときは宮崎県の赤鶏炭火焼き、福岡県の博多純情ラーメン、山口県のするめ小いか、広島県の牡蠣のオリーブオイル漬け、秋田県のいぶりがっこクリームチーズマヨが特に人気だったと聞きました。

 

 さて、会場は6エリアにわかれており、各都道府県自慢の、また人気の高い特産品が各10品目ほど選りすぐられています。長崎のイカしゅうまい、富山の白エビのかき揚げ、大阪の超有名な肉まんなど、冷凍・冷蔵の人気商品も置いてあり、大人買いしたくなります。

 

 今回の目玉は、ステージの壁面にずらりと並んだ全国のご当地カレー「JAPAN SELECT 47」。日本人のソウルフードと言ってもいいカレーは、47種類どれも個性豊かです。

 

 見るからにおいしそうなパッケージもあれば、どんな味なのかちょっと想像がつかないものもあります。私なりに、想像のつかなかったベスト3をあげてみましょう。

 

●奈良県のスパイスカレー「正倉院咖喱」
 正倉院所蔵の「東大寺献物帳」のなかの「種々薬帳」に記載されている60種類のスパイスの一部を使って作っているそうです。

 

●山形県のピンク色のカレー「さくらんぼカレー」
 山形といえばサクランボ。その果肉入りです。

 

●山梨県の「青い富士山カレー」
 なぜ青いのか、どんな味なのか、まったくわからない。

 

 どれもきっとおいしいと思いますが、「青い富士山カレー」は特に不思議で、それもあってか、多くの方が手に取っていました。

 

 ところで、イベント会場に立つ販売員の方々は出身地を名札につけています。

 

「私は東京生まれですが、祖父母は長野なので、長野のことならまかせてください」と言う若い女性がいました。

 

 また、「山形県と言えば、誰でも作れるのが芋煮です。海岸や河川敷でBBQするときも必ず芋煮です。でも、内陸と海側では使う肉も味付けも違います。内陸はしょうゆベースで肉は牛肉。庄内地方はみそ味で豚肉を使うのが基本です」と、親切に教えてくれる男性もいました。

 

 こんなお話が聞けるのも全国物産展ならでは。おいしい食べ物は人と人、人と土地をつないでくれるのかもしれません。

 

 土日には、熊本県のくまモンはじめ、とちまるくん(栃木県)、しまねっこ(島根県)、ぐんまちゃん(群馬県)、決め手くん(青森県)、そばっち(岩手県)などのご当地キャラクターが登場して、イベントを盛り上げるそうです。

 

 会場内には、観光情報のパンフレットが用意され、観光ビデオも流れています。各地の特産品を食べたら、秋の紅葉シーズンにお出かけしたくなること必至です。

 

横井弘海(よこいひろみ)
 東京都出身。慶應義塾大学法学部卒業後、テレビ東京パーソナリティ室(現アナウンス室)所属を経てフリー。アナウンサー時代に培った経験を活かし、アスリートや企業人、外交官などのインタビュー、司会、講演、執筆活動を続ける。旅行好きで、訪問国は70カ国以上。著書に『大使夫人』(朝日新聞社)

( SmartFLASH )

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