「アリガトウ、トーキョー!」
ド派手な衣装で、そう観客に向かってシャウトしたのは、世界で最も売れているアーティストの一人、レディー・ガガ(36)だ。
「6年ぶりとなる来日公演を、埼玉県所沢市のベルーナドーム(旧西武ドーム)で開催しました。待望の来日とあって、公演のチケットは発売開始とともに即完売。追加席が販売されるほどの人気ぶりでした」(芸能記者)
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そんな世界的スターのオフ姿は、早速、来日翌日の8月31日に「ドン・キホーテ」の渋谷本店で目撃された。
「午後3時ごろ車でやって来て、屈強な男性2人につき添われながら、自らショッピングカートを引いて買い物をしていました。2時間ほどかけて7フロアをくまなく見て回り、『コアラのマーチ』などのお菓子や化粧品、フォンデュマシーンなどを手当たり次第、カートに放り込んでいましたね。レジも自分ですませていたので驚きました」(居合わせた客)
「驚安の殿堂」で意外な庶民派の一面を垣間見せたガガだが、彼女はCDの世界売上枚数7000万枚を超える超売れっコの歌姫。その後、彼女が訪れた店を追うと、さながら「セレブグルメツアー」を見ているようだった。
9月1日には、1934年創業という洋食の名店や、同店の系列のバーが入っているビルに立ち寄った姿が目撃されている。
翌2日、大勢のファンに囲まれて出てきたのは「鮨 銀座おのでら」。ディナーのコースは2万7500円の「旬のおまかせ握りコース」のみという高級志向だ。食を通じて、洗練された日本文化を堪能しているのだろう。
そして5日。午前1時に駆け込んだのは、西麻布にある創作和風レストラン「権八」。
「’02年にブッシュ元大統領と小泉純一郎元首相の“居酒屋会談”がおこなわれたことで一躍有名になりました。ほかにも、スティーヴン・タイラーやジョニー・デップが来店したことでも知られている、ハリウッドスター御用達のレストランです。親日派で名の通っているガガにとっては、“日本といえばここ”というイメージなのかもしれません」(芸能記者)
最近この店は、ある理由で、若者にも広く知られるようになったという。前出の芸能記者が続ける。
「現在放送中のドラマ『六本木クラス』(テレビ朝日系)のロケで、たびたびこの店が登場しているんです。香川照之さんが演じる外食産業のトップが経営する飲食店のひとつという設定です。このドラマの効果で、さらに知名度が上がっています」
今回の来日中に見せたオフ姿を「ガガ様のプロ意識がにじみ出ていますよ」と評するのは、「レディー・ガガの来日ライブはほぼすべて観てきた」というほどの“レディー・ガガウオッチャー”のコラムニスト・辛酸なめ子さんだ。もちろん、今回のライブにも足を運んだという。
「過去には、来日公演後にアフターパーティを開いたり、クラブに繰り出したりしていたガガ様ですが、日本のコロナ感染者数がいまだ多いことを踏まえ、今回は夜遊びを控えめにしたようです。31日に『ドンキ』でお菓子などを買い漁ったのも、ホテルごもりを考えてのことでしょう。後は食事に出かけるくらいがおもな観光。世界的スターにしては質素な滞在でしたが、それでも通なセレクトをしているのはさすがです。30代半ばになったガガ様ですから、観光も省エネにして体力温存を優先しているのかもしれませんが、それでも今回のライブは、前回の来日時よりもパワーアップしているように見えました」
次に来日するときには、どんな“グルメツアー”を見せてくれるのか。