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脱サラして「YouTube小説家」としてひとり立ち…まずは月3万円稼ごう!/女子アナ日下千帆の「私にだけ聞かせて」

芸能・女子アナ 投稿日:2022.09.22 16:00FLASH編集部

脱サラして「YouTube小説家」としてひとり立ち…まずは月3万円稼ごう!/女子アナ日下千帆の「私にだけ聞かせて」

ソレッポイさん(左)と日下アナ

 

 YouTube向け小説を書いて、脱サラに成功したソレッポイさん。彼女のノウハウは、「会社をやめたいけれど、勇気がない」と迷っている方に参考になるかもしれません。

 

 ソレッポイさんは、茨城県取手市出身。子供の頃から、ストーリーを考えるのが得意で、よく4コマ漫画や文章を書いていたそうです。

 

 

 大妻大学文学部日本文学科時代に、国語の教員免許と司書免許を取得。しかし、就活はせず、卒業と同時にミュージカルサークルで知り合った舞台監督と結婚しました。専業主婦を経て、2017年から営業事務をしましたが、2021年10月に離婚。会社もやめ、一気に独立しました。

 

――離婚と同時に退社した経緯を教えてください。

 

「夫はとてもいい人でした。結婚後もお互いに1人の時間を確保できる生活スタイルでしたが、コロナ禍で夫の舞台の仕事がなくなり、ずっと家にいるようになりました。すれ違いだから成り立っていた結婚で、仕事で疲れて帰宅したときに、家に人がいることで息が詰まってしまったのです。

 

 4年ほど務めた営業事務の仕事は楽しかったのですが、離婚を機に副業で独立しようと考えました。具体的には、ジョブマッチングサイトのシナリオ募集に応募して、副収入を得ていました。最初に採用されたシナリオは、ラブコメでギャラは5000円でした。

 

 昨年の10月頃から、会社をやめても何とかなるくらいには稼げていたので、思い切って退社しました。学生時代から投稿を続けていたので、やめても何とかなるという謎の勇気があったんです。

 

 現在は月に約40本のシナリオを投稿しています。最近は自ら応募する以外に、企業からお話をいただくことも増えてきました。ギャラは原稿の長さによって異なりますが、1本1万円だとしても、十分に一人暮らしできます」

 

――創作は、具体的にどんな感じでされているのでしょうか?

 

「創作は、基本的に部屋で1人で作業しています。キャラクターの気持ちになってしゃべったりするので、外ではなかなか作業ができません(苦笑)」

 

――どのようにアイデアが出てくるのでしょうか?

 

「アイデアは、先方からもらったテーマをずっと頭の片隅に置いていると、唐突に湧いてくることが多いです。『あ、こうやってつなげて、こういうお話にしよう』と。変なことを言えば、夕飯の買い出しで行ったスーパーで思いつくこともあります」

 

――アイデアがなかなか出ないときはどうされてますか?

 

「基本的には散歩をしたり、サウナに行ったり、電車に乗って人間観察したりしています。私は、見たものや聞いたことからヒントをもらうので、本当にネタがないときは環状線にずっといたり(笑)」

 

――フリーの生活は予想どおりでしたか?

 

「予想と違ったのは、人との会話がなくなったことですね。2週間ほど家にこもって原稿を書いていましたが、まったく人と話さなくなっていることに気づきました。声を出すのは、スーパーで『レジ袋いりません』の一言だけになってしまいました(笑)。

 

 これではいけないと思い、週4日、古書店でバイトを始めました。シナリオのリサーチに役立ちますし、同僚に本好きの人が多く、話が弾むので楽しいです。

 

 また、バイトなのに社会保険にも加入できたので、大変助かっています。1日5時間バイトして、帰宅後は4時間ほどシナリオを書く生活になりました。東京は女性が自立しやすい街です。女性一人で生きていけるだけの仕事は十分あります」

 

――今後、挑戦してみたいことはありますか?

 

「YouTubeで文学作品の考察をやってみたいです。たとえば、芥川龍之介の『羅生門』などいいですね。美しい言葉がちりばめられ、独自の世界観が描かれています。学校の授業ではできない、面白い番組ができると思います。

 

 月3万円くらいのチャンネルが4本あれば、年金の代わりになりますから、まずはお小遣い稼ぎから始めたいと思います」

 

 これからはネットを使って仕事しないと、時代の流れに乗り遅れると焦っている方も多いのではないでしょうか? 私自身も焦っているので、ソレッポイさんのお話は、大変勉強になりました。まずは月3万円稼げるチャンネルを目標に、なにか企画したいと思います。

 

■脱サラを成功させるための3か条

(1)まず300万円貯める
 翌年の住民税や社会保険料を考慮しましょう
(2)副業で、月12万くらい稼げるように育てておく
(3)勇気を出す
 上の(1)と(2)ができたら、会社に依存しなくても生きていけます

 

取材協力/カラオケ館 上野本店

 

日下千帆(くさかちほ)

1968年、東京都生まれ。1991年、テレビ朝日に入社。アナウンサーとして『ANNニュース』『OH!エルくらぶ』『邦子がタッチ』など報道からバラエティまで全ジャンルの番組を担当。1997年退社し、フリーアナウンサーのほか、企業・大学の研修講師として活躍。東京タクシーセンターで外国人旅客英語接遇研修を担当するほか、supercareer.jpで個人向け講座も

( SmartFLASH )

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