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まずはハワイへ!そろそろ海外旅行を楽しみたい/女子アナ横井弘海の「エンタメ時間」

芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2022.10.15 16:00 最終更新日:2022.10.15 18:48

まずはハワイへ!そろそろ海外旅行を楽しみたい/女子アナ横井弘海の「エンタメ時間」

クルーによるフラダンス

 

 新型コロナウイルスの水際対策が10月11日から大幅に緩和され、入国制限がほぼ撤廃されました。すべての人に対しておこなわれてきた入国時検査や待機措置も、発熱など感染が疑われる症状がなければ実施されなくなりました。

 

 今後、海外からの観光客が増え、日本人ももっと自由に外国に行けるようになりそうです。

 

 そこで、数年ぶりに海外に行くなら、言葉も通じる、リラックスできるハワイ! と思い立ち、オアフ島に来ています。常に長蛇の列ができていたホノルルの入国審査は、今回5分もかからず通過できたのは驚きです。

 

 昔と変わらず、ホノルルの空は高く、海は青く、ウクレレが奏でるハワイアンミュージックを耳にし、頬をなでるそよ風に吹かれるうち、早くも休日モードに切り替わった自分を感じました。

 

 

■まだまだ日本人は少ないハワイ

 

 コロナ禍を経たハワイは、これまでと少し異なる印象もあります。

 

 たとえば、ワイキキ周辺は米国本土からの旅行者でにぎわっています。スペイン語もよく聞こえます。初めてハワイに来たという方も多いようで、なかにははるばる南米コロンビアから来たという家族にも会いました。

 

 一方、日本人はまだまだ。でも、ハネムーナーにはよく会います。

 

「3年前に結婚して、ようやく新婚旅行に来れました」

「1年前に入籍しました。自然やグルメを楽しみたいと思って初めてハワイに来ました」

 こう語るカップルたちは、待ち焦がれたハワイを満喫しているよう。

 

 また、1人でゴルフ三昧という奥様やベビーバギーで旅行中のご家族と話すにつけ、ハワイはやっぱり誰もが楽しめる特別な場所だなとあらためて感じます。

 

 コロナの影響で、約9カ月間、観光客の立ち入りを禁止したハナウマベイの水の透明度が約60%改善し、サンゴも回復したというニュースがありました。

 

 島の南東部にあるハナウマ湾の美しい自然を次世代につなごうと、昨年から入場はオンライン予約制となり、入場できる人数はかなり制限されています。

 

 また、ハナウマ湾に限らず、サンゴ礁を守るため、日焼け止めクリームも成分を吟味したものしか使えなくなりました。塗ってみたら、歌舞伎役者ふうな白塗りになりましたが、自然保護のためだから、ま、いいか。

 

■イルカウオッチングツアーもおすすめ

 

 今回は、手つかずの自然が残る西海岸をボートで走りながら、野生のイルカに出会い、シュノーケリングなどを楽しめる「イルカウオッチングツアー」に参加しました。

 

 ツアーを催行するドルフィン&ユーのゆいさんは、イルカに魅せられてツアー客から社員に転身した方で、「イルカに会ったら人生が変わります」と話してくれました。

 

 イルカはスピナードルフィン(ハワイアンハシナガイルカ)という種で、サメに見つからない夜に捕食のために沖合へゆき、日中は海岸近くで休息する習性があるそう。

 

 海洋哺乳類保護法に基づき、イルカと一緒に泳ぐことは禁止になったため、船上からの見学になりますが、それでも何か感じるものがあるはずと仰います。

 

 実際、好奇心旺盛で賢いイルカは、ボートのかなり近くまで群れで近づいてきます。いまの季節は小さな子供イルカが親イルカと一緒に泳いでいて、なんとかわいいこと!

 

 シュノーケリングでは、見ると幸せが訪れるというウミガメが波に身をまかせて悠々と泳いでいるところに遭遇。ツアーの最後は、クルーが笑顔でフラを踊ってくれて、ハワイに来た雰囲気が盛り上がりました。

 

■オアフ島最大の牧場も一味違った魅力が

 

 島北東部には、オアフ島最大の牧場で、私有自然保護区クアロア・ランチ(以下クアロア)があり、また違ったハワイの魅力があります。

 

 約4000エーカーの広大な土地は、ジュラシックパークをはじめ数々の映画のロケ地として有名です。切り立った崖と雄大な自然。山あり海ありで、乗馬もカタマランのクルーズもできます。

 

 実は、クアロアは「土地を守りながら、歴史の継承を通じて人々の生活を豊かに」をミッションにしており、持続可能な観光の実現に向け、さまざまな取り組みをおこなっています。

 

「マラマ体験ツアー」を通して、その一端を感じました。ハワイ先住民のサステナブルな生活の知恵、食文化について学ぶ内容で、具体的には、カロ(タロイモ)の植え付けと収穫を通して、水と畑の深い関係を想像できました。

 

 膝まで水につかり、真っ黒な土に入ること自体、初めての人も多いはず。泥んこになりながら童心に戻っての作業で、楽しみながら、その土地について学べるのは得がたい体験です。

 

 岩波新書『ハワイ』(山中速人著)には、《先住民たちは用水路を整備して慎重に水を管理し、主食のタロイモの栽培のための水田を開き、他の農作物を栽培し、共同体に豊かな生活をもたらすべく奮闘した》というくだりがありますが、ハワイの人々がいかに文化、自然を大切にしているかを感じます。

 

 観光に行くのですから、過ごし方は自由なはず。でも、美しいハワイを次世代にも伝えていけるよう、“マラマハワイ”、つまり「ハワイを思いやる心」を意識したいところです。

 

横井弘海(よこいひろみ)

 東京都出身。慶應義塾大学法学部卒業後、テレビ東京パーソナリティ室(現アナウンス室)所属を経てフリー。アナウンサー時代に培った経験を活かし、アスリートや企業人、外交官などのインタビュー、司会、講演、執筆活動を続ける。旅行好きで、訪問国は70カ国以上。著書に『大使夫人』(朝日新聞社)

( SmartFLASH )

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