芸能・女子アナ
『ひよっこ』を支えた「和久井映見」美魔女の人心掌握術
芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2017.06.17 11:00 最終更新日:2017.06.17 11:00
「休憩中、有村架純と『乙女寮』の同僚メンバーは撮影スタジオ前にあるソファに座って談笑している。みな10代後半から20代前半。さながら女子校のようで、ベテラン陣は入っていきづらい。
だが、和久井映見さんだけは娘ほども年が違う有村たちの輪の中に自然にまじっている。自分が知らない話題にも、『それ、なぁに』と天然っぽく入っていく」(撮影スタッフ)
好評なNHK朝ドラ『ひよっこ』で、有村架純(24)演じる谷田部みね子ら乙女寮の女性工員を束ねていたのが、和久井映見(46)が演じた永井愛子だ。現実の撮影現場でも役目は同じだった。
「若手女優のなかには朝ドラ初出演で委縮しているコもいる。そんななか、若手女優とベテランとの橋渡し役を買って出てくれたのが和久井さん。休憩中に乙女寮の輪の中に入っていくのもその一環だ」(前出・撮影スタッフ)
メンバーが集うソファ横の机には和久井の持ってきたパンやお菓子が並んでいた。有村は和久井が出演した『あさイチ』(NHK)に「愛子さんのようにみんなを見てくれてフォローしてくださいますし、頼りになる方」とメッセージを寄せた。立場の弱い者を放っておけないのが和久井の性分だ。
「映見は生まれた直後に両親が離婚しています。その後、母は再婚と離婚を経験。そのたびに住む場所や家族が変わった。映見は孤独の辛さをよく知っているのです。小学校のときには猫を何匹も拾ってきて、母を困らせていた」(和久井家を知る人)
1988年に芸能界デビューした和久井は、ドラマで共演した萩原聖人(45)と1995年に結婚する。現在17歳となる男児に恵まれたが、結婚8年で離婚した。
「家庭を顧みない萩原とは早い段階で夫婦関係が破綻していた。それでも8年もったのは、和久井が息子に自分と同じ思いをさせないように努力したからだ。和久井は人の気持ちに敏感な人。2012年に出演した大河ドラマ『平清盛』は、大河の歴代最低視聴率を更新するなど、大コケ。出演した多くの女優が打ち上げを敬遠したが、和久井は出席して主演の松山ケンイチを労っていた」(芸能プロ関係者)
幼少期からの経験で、人の心を捉える独特の人心掌握術が培われた。
「人のことを叱ったり、諭したりはしない。非常に聞き上手で、相手の気持ちを先回りして、相手が望むことをさりげなくできる人。多くの人がそんな和久井に心を許してしまう」(同前)
美魔女の人心掌握術が『ひよっこ』を盛り上げたのだ。
(週刊FLASH 2017年6月6日号)