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SMAP独立組3人は「役者の道で生きていける」とドラマ評論家

芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2017.06.20 11:00 最終更新日:2017.06.20 11:00

SMAP独立組3人は「役者の道で生きていける」とドラマ評論家

『脇でも光る演技力を持った稲垣』

 

 昨年解散したSMAPの元メンバーが、今年の9月にジャニーズ事務所を退社すると、同事務所が発表した。退社するのは、香取慎吾、草なぎ剛、稲垣吾郎の3人だ。

 

 6月18日、ジャニーズ事務所は各社にFAXを送信。「3名より申し入れを受け、2017年9月8日契約期間満了に伴い、3名とのマネジメント業務委託契約を終了することとなりました」と報告した。

 

 今後、9月に退社したのち、ジャニーズ時代の仕事はなくなり、テレビの仕事もゼロになるのではという見方が強い。

 

「各テレビ局は、ジャニーズ事務所の機嫌を損ねるわけにはいかない。少なくとも2年くらいは、オファーが来ることはないでしょうね」(芸能ライター)

 

 しかし、この状況をプラスに捉えるべきという意見もある。ドラマ評論家の成馬零一はこう語る。

 

「SMAPのメンバーたちは、その人気のあまり、主演クラスでしか起用されないため、活動の場が狭くなってしまう状況が続いていた。しかし、稲垣と草なぎは、脇でも光る演技力を持っています。特に稲垣は、映画『十三人の刺客』で不気味な魅力を持つ悪役を演じるなど、近年は主演以外での活躍も多かった。この機会に、映画や舞台などでその魅力を出していくチャンスも広がるはずです」

 

 香取慎吾についても、近年の演技力の向上には目をみはるものがあるという。

 

「過去には、ドラマ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(TBS系)での両津勘吉役や、映画『NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE』でのハットリくん役などの主演キャラクターを演じて、脇を実力派の俳優が固めることが多かったのですが、 『家族ノカタチ』(TBS系)では39歳という設定の等身大の役に挑戦。これまでになかった、年相応の生々しい男を演じていました。今後は、演じる役の幅を広げていけるでしょう」

 

 しかし、いくら演技ができるとはいえ、干されてしまってはその実力を発揮する場所もないのでは?

 

「10年前だったら、確かにそうかもしれません。しかし、ここ最近では、女優ののんが映画に出演したり、LINEモバイルのCMに出演するなど、芸能事務所のにらみが利かない場があるといえます。その他にも、アマゾンプライムビデオやネットフリックスなど、地上波テレビのタブーが及ばない媒体もある。たとえば、LINE限定配信のドラマなんかを作って、この3人が出演するという形もあり得るかもしれません」

 

 稲垣、香取、草なぎが所属するとされる新事務所は、海外での活動を模索しているという報道もある。3人の活路は、ネットと海外にあるといえるだろう。

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