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TBS山本恵里伽アナ 報道志望からキャスターを経て、緊張感と隣り合う現在「コロナ病棟に防護服を着て入ったことは得難い経験」

芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2023.03.20 06:00 最終更新日:2023.03.20 06:00

TBS山本恵里伽アナ 報道志望からキャスターを経て、緊張感と隣り合う現在「コロナ病棟に防護服を着て入ったことは得難い経験」

 

「採用試験の段階から、ずっと報道志望でした」

 

『news23』でキャスターを務める山本恵里伽アナウンサーは、そう話す。テレビ画面から受ける印象と同じ、落ち着いた雰囲気だが、どんな幼少期を過ごし、アナウンサーを志すようになったのか。

 

「テレビっ子でしたし、映画も好きでした。風邪をひいて学校を休んだときは、オードリー・ヘップバーンの映画やサウンド・オブ・ミュージックのような、1960年代の映画を観るというのが習慣だったんです。

 

 

 習い事は英会話に水泳、ピアノ。新体操もやっていましたけど、苦手だったのですぐにやめました。好き嫌いがはっきりしているタイプでしたね。洋服についているレースも気に入らないところについていると切っちゃったり(笑)。根本の部分は変わっていないと思います」

 

 中学では放送部に入部。校内の部活を取材しまとめるなど、番組を作る楽しさにふれた。そのため、高校も放送部の活動が盛んな学校を選んだ。

 

「式典や体育祭、文化祭などの校内行事の放送業務を担当していましたが、部活動の中心はコンクールに向けてのドキュメンタリー番組制作でした。学校生活のなかで気づいた疑問や問題点をもとに、ネタ作りや構成を話し合って考えたり。同時に朗読やアナウンスといった、声で表現するおもしろさも知ったんです」

 

 大学でも、番組や映像作品を作るサークルに入った。

 

「でも、将来に直結するようなものではなかったです。就きたい職業も漠然としていて。そんなときに母から『声で表現することが好きなんだから、そういう仕事を見つけてみたら』というふうに言われて。テレビ朝日がやっていたアナウンススクールに通い始め、アナウンサーという職業が具体的に視野に入ってきたという感じでしたね」

 

 就職活動を経て、2016年にTBSテレビに入社。晴れてアナウンサーとなった。

 

『news23』には、2019年にサブキャスターとして加わり、フィールドキャスターも経験。今年1月からはキャスターとして出演している。

 

「フィールドキャスターの時期は、つねに緊張感と隣り合わせでした。なかでも、コロナ病棟に防護服を着て入ったことは得難い経験です。いまはアナウンサーも少しずつ自分の意見を求められるようになってきていて、23でも、自分の意見を発する機会があるんです。だから、ひとつひとつのニュースに対して、自分はどう考えるのか、見ている人はどう思うのか。それは意識していますね」

 

 もうひとつ、彼女にとって欠かせない生放送の番組が、毎週日曜のラジオ『爆笑問題の日曜サンデー』だ。

 

「テレビもラジオもどちらも私なんですけど、素の自分に近いのはラジオですね。とにかく楽しいんです(笑)。報道は自分がやりたい仕事で責任感も持っているんですけど、日々重く積み重なる部分がどうしてもあって。それをラジオは吹き飛ばしてくれるんですよ。だから、とてもいいバランスだなと思っています」

 

 週に6日、生放送を担当する現在。休日は「昼まで寝て、夜にお酒を飲んで終わるだけです」と笑う。快活な人だ。

 

やまもとえりか
29歳 1993年10月8日生まれ 熊本県出身 明治大学文学部卒業後、2016年にTBSテレビに入社。現在『news23』でキャスターを務めている。また、不定期特番『千鳥のかいつまんで教えてほしいんじゃ!』に進行役、ラジオ『爆笑問題の日曜サンデー』(第1〜4週)にアシスタントとして出演中

 

写真・西條彰仁
スタイリスト・上野 珠
ヘアメイク・エノモトマサノリ

( 週刊FLASH 2023年3月28日・4月4日合併号 )

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