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高須院長の「戦う人生」キーワードは「三河武士」

芸能・女子アナ 投稿日:2017.07.26 19:03FLASH編集部

高須院長の「戦う人生」キーワードは「三河武士」

 

 高須クリニック院長、高須克弥(72)氏がミヤネ屋(日本テレビ系)のスポンサーを降りるかもしれないと騒動になった。

 

 ことの発端は、7月25日に同番組が取り上げた「高須院長が民進党の国会議員を名誉毀損で訴えた」というニュース。公判では、高須院長が出廷し、「(民進党は)法令を守らず詐欺まがいのビジネスをしている印象を与えた」と訴えたのだ。

 

 このニュースに対し、コメンテーターの浅野史郎氏が「これは真実を言ったんですよ。正直者というべき。名誉毀損にあたらない」と、高須クリニックは悪徳だともとれる発言を行った。

 

 猛反発したのが高須院長だ。「明確な名誉毀損です。いまミヤネ屋さんに顧問弁護士から警告しました。明日中にお詫びがなければ提訴します」とツイッター上で発言。さらに「とりあえずミヤネ屋の提供を降りるか」と続けた。

 

 翌7月26日の放送で、ミヤネ屋は「浅野氏のコメントは訴訟内容を誤解した上での発言で、高須院長にお詫びするとの意を(浅野氏が)表しました。高須院長および視聴者に誤解を与える放送したことをお詫び申し上げます」と謝罪した。

 

 これを受けて高須院長は「全部許すぜ」「宮根さん。これで全てOKです」と書きこみ、事態は収束した。

 

 この顛末だけを見ると、高須院長がお金に物を言わせて裁判に訴えているようにも見える。だが、実は高須院長、曲がったことが嫌いなだけで、納得すれば、多額の寄付をすることでも知られる。

 

 たとえば、2016年には台湾南部地震に1000万円、リオデジャネイロ五輪で資金難に苦しんでいたナイジェリアのサッカー代表チームに約2000万円の資金援助をしている。高須院長自身は、「個人的な年収は2億円弱だが、同じくらいは寄付している」と話している。

 

 あるインタビューでは、「僕にとってのお金は、血液みたいなものです。生きていくためには、どんどん循環させる必要があるけど、使わない血液がたくさんあってもしょうがない。ためる必要はないんです」とも言う。

 

 高須氏は愛知県三河地方の西尾市で400年続く医者の家系に生まれた。当時はまだ戦時中で、自宅の庭に掘られた防空壕で産声をあげたという。小学生のときには、ノートを破かれる、服を破かれる、石をぶつけられるなど、いじめの対象になった。

 

 その後、名古屋で下宿生活を始めたため、いじめはなくなったが、地元のことは今でも愛しているという。実際、高須氏は地元に頻繁に帰ってきては防災イベントを開いたりしている。

 

 高須院長が育った三河といえば、勇猛果敢な戦いぶり、知略に満ちた行動、恩義は忘れない……といった三河武士の出身地として有名だ。たとえば作家・司馬遼太郎は、〈負けるとわかりきった防戦を愚直に敢行し、死力をつくして戦い、三河武士の勇猛ぶりをぞんぶんに発揮して天下を戦慄せしめてくれるであろう〉(『関ケ原』)などと書いている。

 

 高須院長も「三河武士は愚直だが忠誠心は高い。高須家の宝は忠義者です。」とのツイートをしている。

 

 戦うばかりでなく、困っている人や、故郷への愛も忘れない。高須院長の行動は、奇特な金持ちなどと揶揄されることも多いが、「三河武士」だと考えれば、納得いくのだ。

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