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不倫否定「斉藤由貴」声かけ会見は選択ミス?

芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2017.08.05 16:00 最終更新日:2017.08.05 16:00

不倫否定「斉藤由貴」声かけ会見は選択ミス?

 

 週刊文春で“ダブル不倫”を報じられた斉藤由貴が3日夜、釈明会見を開いた。会見開始1時間前に会場に到着すると、すでに100人近い報道陣が集まり、TVカメラはポジションに三脚を据えていた。

 

 このとき、事務所サイドから「会見時間は15分。レポーターの質問は一人一問。声かけで」と告げられた。

 

 声かけ!?

 

 ははぁーん、“斉藤由貴シフト”を敷いてきたか、と思った。レポーターにとって、会見としては一番やりづらいパターンだ。

 

 レポーターが本人を囲んで質問する「囲み会見」は、質問とは違った答えや本人が答えにくいことでも、隣にいるので、聞きたいところは何度でも質問できる。

 

 本人が言い淀んだ瞬間に突っ込んだり、相手が息を吐いた瞬間に、次の質問ができる。場合によっては、本人の言葉を遮ってでも突っ込めるのだ。この矢継ぎ早の質問が、聞きたいことを逃さず相手から本音を聞き出せるというもの。同時に聞く側、聞かれる側、双方に緊張感が漂う。

 

 ところが、「声かけ会見」となると事情が違ってくる。本人と数メートルの距離が空いているので、1つの質問に斉藤が答え終わるまで、次の質問がしづらくなる。しかも、一人一問と限られると、もっと聞きたいと思っても、そうそう突っ込めない。何度も質問ができないのだ。

 

 他のレポーターも、自分の順番でないと、よほどのことがない限り、口が挟めない。質問にのらりくらりとかわされやすく、レポーター達のペースも崩されてしまう。

 

 結局のところ、本人ペースの会見になってしまうことがほとんど。事務所は本人ペースにさせるため、この“斉藤由貴シフト”を選んできたのだと思う。

 

 ただ「声かけ会見」の欠点もある。本人ペースゆえ、言い淀んだり、言い間違えたり、シドロモドロになったときは、心情の揺れがそのまま伝わってしまう。真実と取られるか、嘘を言っていると取られるか、意外とハッキリするのも、この会見なのだ。

 

 事務所が選んだ今回の「声かけ会見」、斉藤独特の表現方法で「不倫疑惑」を否定したが、つじつまの合わないところもかなりあった。どれだけ疑惑が解消できたか疑問が残る。斉藤の真っ白なワンピース姿は潔白を証明したかったのかもしれないが、はたして、この会見方法でよかったのか。(写真・文/芸能レポーター川内天子)

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