芸能・女子アナ
『ひよっこ』脚本家「有村架純は女優として最強レベル」と絶賛
芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2017.08.23 06:00 最終更新日:2017.08.23 06:00
撮影終わりに立ち寄ったのは、東京・渋谷のファッションビルだった。8月中旬のある日の夕方、ちょっと早めに仕事が終わった有村架純(24)は、お気に入りのコスメやスイーツを買い込んでお疲れ気味の心と体をリフレッシュさせた。
2016年11月に始まった連続テレビ小説『ひよっこ』の撮影は、いよいよラストスパートに入った。第19週(8月7日~12日)の週間平均視聴率が22.4%を記録するなど好調だが、ここまですべてが順調だったわけではない。
「一時期、台本がなかなか届かず、現場では脚本家が倒れたと聞かされていた。撮影が中断し、有村さんはじめ、出演者もスタッフも予定が空いてしまった日があったそうだ。台詞を中心に物語が進んでいく朝ドラは台本も分厚い。それを全156話分書くのはかなりの激務。今はすでに最終回までの台本は仕上がっていて、8月中にクランクアップの予定だ」(制作会社関係者)
今作の脚本を手がける岡田惠和氏(58)は『ちゅらさん』(2001年)、『おひさま』(2011年)に続き、朝ドラは3回め。実績ある脚本家に何があったのか。有村がショッピングを楽しんだこの日、本誌は岡田氏を訪ねた。
ーー体調を崩されたと聞きました。
「全然、大丈夫ですよ。まあ、疲れてはいました(笑)。いろんな行事とかの仕事の依頼をいただくことがあったんですけど、『しんどいんで』ってお断わりしていました」
ーー台本が書き上がらず、撮影が進まなかったことがあったとか。
「もともと(書くのは)早いタイプじゃないので……。しんどかったですけど、倒れたりとかはしてないです」
大ベテランといえ、相当苦心しながらゴールを迎えたようだ。
岡田氏には続いて、ドラマが最近、好調な要因を聞いた。
「スタートはゆったりだったけど、みんなで頑張ってきたことが浸透してきて、いろんな登場人物を愛してもらえるようになったんじゃないかと。視聴率が上がると現場の士気も上がると思うので、それがすごく嬉しいですね」
その現場を「座長」として率いる有村の起用を熱望したのは、じつは岡田氏。脚本を担当した映画『阪急電車 片道15分の奇跡』(2011年)で、まだ駆け出しだった有村に惚れ込んだ。
「今回のヒロインは彼女じゃなきゃできなかったと思いますし、キャスティングには100%以上満足しています。(撮影が終わったら)まずはゆっくり休んでいただきたいですね。いま女優さんとしては最強レベルになってきてると思うので、またぜひご一緒できるのを楽しみにしています。彼女はますます忙しくなるでしょうけど(笑)」
(週刊FLASH 2017年9月5日号)