芸能・女子アナ
プチ鹿島「『みんな逃げた解散』でわかった国会インチキぶり」
10月3日放送の『キックス』(YBS)にて、お笑い芸人のプチ鹿島が、10月22日に予定されている衆院選挙について語っていた。
先日、新聞のインタビューを受けた際、この解散に名前を付けるとしたら、と聞かれたプチ鹿島。
「ぼくは『インチキ解散』って言いそうになったんですけどね。だって、いろんなところでインチキが行われているじゃないですか。あそこも、ここも。
でも、それはちょっと言葉が強いっていうんで、お上品に言ったのが、『みんな逃げた解散』。みんな、だって逃げていません?」
与党、野党にかぎらず、それぞれの立場で逃げ出したかった議員がいるという。
「そもそも国会の追及から逃げたかった方もいれば、もう沈没しそうな党から逃げたかった人もいるわけだし。なんだったら、東京都政から逃げたがっている人もいるわけだし、みんな逃げているんですよ!」
その筆頭は、解散を切り出した安倍政権だ。
「だって、思い出してください。安倍さんがいきなり解散を言い出したときに『大義がない」って言われた。そりゃそうですよ。大義はないんだから。
(臨時国会の)冒頭で解散をすることによって、『森友、加計問題はもういいだろ?』ってフタを閉めちゃうわけですよね。どう見てもやっぱり、『もう言ってくれるな』っていう姿勢が見えますよ」
さらにこう語っていた。
「この半年だけでもいいですよ。結局、森友、加計問題とかで何が気になったかって、『プロセスの不透明さ』じゃないですか。
どうして、そういうことになったのかとか、『それについての文書とかメモとか出してください』って言ったら、『もうない』とか『消えた』とか『記憶にございません』とか、うやむやになっちゃっているじゃないですか」
その問題が争点になるかと思いきや、そうもいかない。
「そのプロセスに対して『こういう手法はいいのかどうか?』っていうのは、ひとつの争点になると思ったんですけども……。いま、野党がやっていることも思いっきりプロセスがわからない(笑)。うやむやですよね。急にポンと出てくるっていう」
さらに、「森友、加計問題は、緊迫した北朝鮮情勢に比べれば些細なこと」という論調に対して、反論する。
「たとえば、産経新聞とかね。それもひとつの意見だと思いますよ。だけど逆に、『神は細部に宿る』って言いますけど。
小さい問題での振る舞いは、大きな問題が起きた場合にさらに同じように振る舞うだろうっていうその怖さ、危険性っていうものを感じているわけです」
そして、その振る舞いが争点になるのかと思いきや……。
「だから僕は、森友・加計問題がもし小さな問題だったとしても、『そこでいかに振る舞ったか?』っていうのを見ておくことは必要だと思うんですよね。
だからこそ、『不透明さ、どうなんですか?』っていうのがひとつの争点になるのかな?って思っていたら……。もう、それどころじゃない(笑)。みんな不透明じゃないですか」
「みんな逃げた解散」で、はたして「不透明さ」を争点にする政治家は現れるのか。