「自宅だけです。共演は」
約9年前、いつもの冗談口調で質問をかわしていたのは、お笑いコンビ「博多華丸・大吉」の博多華丸(53)。
2015年にアイドルグループ「さくら学院」に加入した岡崎百々子(21)が、華丸の娘と判明した直後の会見で、“公約” さながらに「親子共演なし」を明言したのだ。
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「2014年の『THE MANZAI』で優勝して、全国的に売れるまで25年近くを要した華丸さん。“厳しい世界” を身に沁みて感じていたためか、デビューしたての娘の芸能活動への協力には積極的でなかったようです」(芸能記者)
そのまま2人が揃うことはなく、時は流れて――。
朝の帯番組『あさイチ』(NHK)の司会を務め、いまや確固たる地位を確立した博多華丸・大吉。
2月に福岡PayPayドームで開催した「華大どんたく」では、9時間超のイベントながら3万人以上の観客で会場を満員にした。
「集客だけでなく、明石家さんまさんをはじめ、千鳥、かまいたち、川島明さんといった吉本の超人気芸人を呼び寄せ、まさに “九州の帝王” たる姿を見せていました。
一方の百々子さんにも大きな飛躍が。転機は2023年4月の『BABYMETAL』への加入です。『MOMOMETAL』として、世界的人気ユニットの一員になったことで、父に負けない売れっコになりました」(同前)
そして3月3日、BABYMETALのライブがおこなわれた横浜アリーナの関係者口から姿を見せたのは、大きな目が非常に似通っている華丸と岡崎の2人。
娘の晴れ舞台を見るため、華丸がお忍びで訪れたというわけだ。この日は、“桃の節句” から名づけられた岡崎の誕生日だった。
「華丸さんの陰での娘への溺愛ぶりは有名ですよ。一時、iPadの壁紙を娘2人の写真にしていたそう。百々子さんの芸能活動が明らかになるまでは、自身のSNSでも “親バカ” な様子をよく投稿していました。
これまでは、妻ともう一人の娘の家族4人で百々子さんの誕生会をするのがお決まり。それが、BABYMETALの一員として迎えた今年は、自宅がある神奈川県でライブがおこなわれ、『いつも以上に特別な誕生会になった』と感激していたそうです」(芸能事務所関係者)
心なしか、娘と並ぶ華丸の目は潤んでいるような……。
「4月から博多座で5度めの主演舞台が始まる華丸さんですが、これまで百々子さんもお父さんの舞台に、こっそり足を運んでいたそうです。父としても本音は『一度、自分の舞台に出てほしい』と思っているはずですよ」(同前)
愛娘が成功を掴んだ今だから、堂々と公約破りができるのかも。