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『タモリ倶楽部』第1回の放送内容は「タモリを追え」だった

芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2017.11.03 11:00 最終更新日:2017.11.03 11:00

『タモリ倶楽部』第1回の放送内容は「タモリを追え」だった

 

 2017年10月で35周年を迎えた『タモリ倶楽部』(テレビ朝日系)。35年間も続いていれば、番組にはさまざまなエピソードが蓄積されていくもの。スタッフの汗と努力のたまものともいうべきエピソードを調べてみました!

 

(1)番組の「母体」ともいうべき番組が夕方に放送されていた!

 

 1981年から1982年に、日曜の午後6時30分に放送されていた『夕刊タモリ!こちらデス』がそれ。テレビ朝日の硬派な報道番組『日曜夕刊!こちらデスク』のパロディで、「脱力系番組」を標榜していた。ファミリー層へのタモリの知名度をアップさせた番組。

 

(2)第1回の放送内容は「タモリを追え」だった!

 

「ほかのテレビ番組ではやらないことをやる」というコンセプトは番組開始当初からあったようで、1982年10月8日放送の第1回は、「プライベートが謎の男」ということで、ひたすらタモリをカメラで追いかけるというものだった。

 

(3)「空耳アワー」は、一度終了したことがある!

 

 1992年から続く名物コーナー「空耳アワー」。だがこのコーナーが打ち切られたことがある。
「1993年ごろ、ほかのコーナーにチャレンジしたことがありました。ところがどれも数回で自然消滅。結局、『空耳』が復活し 、今に至ります」(元スタッフ)

 

(4)番組開始当初はタモリのギャラさえ満足に払えなかった!

 

 スタートから13年間、番組を担当してきたプロデューサーが雑誌のインタビューに答えたもの。ロケが多いので控室はなく、待機場所はクルマの中。プロデューサーいわく「タモリさんが移動の時間や待ち時間を本当にさりげなく過ごしてくれる。逆に気を遣ってもらっているみたい」。

 

(5)初期のころは宴会をそのまま放送していた!

 

 スタッフ、キャストの慰安を兼ねて温泉旅館へ。宴会芸や裸踊りの様子は、そのまま撮影され番組として放送されていた。進行役のタモリは番組を成立させるため、乱れたスタッフを抑えることに精いっぱいになり、ろくに酔うことができなかったという。

 

(6)収録は「土日にまとめて」おこなわれていた!

 

 平日には『いいとも!』の出演があったため、必然的にタモリが収録で動けるのは土日だった。
「2本、まとめ撮りするのが基本スタイルでしたが、ときには3本撮ってしまうこともありました」(制作スタッフ)

 もちろんそこには「低予算」という理由もあった。

 

(7)BGMに使われる曲は「ダジャレ」になっていた!

 

 オープニング曲のタイトルは『SHORT・SHORTS』。ショーツを穿いて踊る女性の映像に引っかけている。またルール説明の際には『夜明けのスキャット』が多用される。このように番組内で使われているBGMは、そこで登場する映像に引っかけたダジャレになっていることが多い。探してみよう!

 

(8)番組のテーマ探しに使われているのは「新書」だった!

 

 2004年、当時のディレクターが雑誌のインタビューで語ったもの。「テーマをストレートに扱わない」「売り込みのあったものはやらない」「インターネットでネタは拾わない」が三原則で、その代わりヒントにするのは新書。「横に広げず縦に掘り下げる」点が番組の姿勢にぴったりだからだという。

 

(9)台湾日帰りツアーでタモリが怒った!

 

「台湾に行って食事して、その日のうちに帰ってこよう」
 そんな提案をしたのはタモリ自身。しかしみんなで日帰りのはずが、事前にスタッフたちは台湾入りしており、疲れたのはタモリとマネジャーだけだった。ロケ中、ずっとタモリは文句を言っていたという。

 

(10)目の前のお尻にタモリは意外にも「照れて」いた!

 

 番組オープニングでもわかるように、『タモリ倶楽部』とお尻は切っても切れない関係。番組内でも生ヒップを鑑賞する「今週の五ツ星り」などのコーナーが人気を博した。
「しかしじつは、タモリさんは照れ屋で、近くにお尻があるのが苦手だったんです」(元スタッフ)

 

(11)「ゆるい空気」と言いながら事前の打ち合わせはしっかりしていた!

 

 番組を観ている側からは適当な作りに感じるが、実際はゲストとスタッフの間で細かな打ち合わせがおこなわれることが多い。

 

「とくに初めてのゲストには『台本どおりにやれば心配ないですよ』と、相手に安心してもら うよう努めます」(元スタッフ)
(週刊FLASH 2017年10月17・24日合併号)

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