加藤浩次『めちゃイケ』でテレビの基本を教わったと深く感謝

　フジテレビの長寿番組『めちゃ×2イケてるッ！』が来年終了することが決定し、話題となっている。11月4日の放送回では、番組の中心人物ナインティナインの岡村隆史が、番組終了を告げられ絶句する場面があった。

　この一件について、岡村と同じく『めちゃイケ』でレギュラー出演してきた極楽とんぼの加藤浩次・山本圭壱が、同日放送の『オレたちゴチャ・まぜっ！～集まれヤンヤン～』（MBSラジオ）で語っていた。

「（番組終了を）聞いた瞬間のあの雰囲気、まさに岡村だなって感じがしたじゃないですか。『ええ!?』みたいな（バラエティのリアクションの）感じじゃなくて」（山本）

「素の岡村だよね。『マジなやつですか？』って。岡村の、素のリアクションだよね」（加藤）

　4日に放送された内容では、岡村のみが終了を告げられており、次週の放送回で、その他レギュラーメンバーに岡村が告知していくという流れになっている。

　収録はすでに終わっており、加藤が番組終了を告げられた際のことをこう語っていた。

「急に岡村から電話かかってきて。『加藤さんの家の前に、車で来てるから、来て』って言われて。こういうときって、あれ？何かなって考えるじゃん。

　おれの結婚のときに、みんなのリアクションを撮ってくっていうのがあったでしょ？　その流れがあったから、『（よゐこの）濱口が結婚か？』って思ったの」

　しかし、想像とは違う内容だったため、絶句してしまったとか。

「明日、籍を入れるとか、明日、発表して新聞に出るってことかと思って行ったから、まったく予想してなかったの。変なリアクションしてると思う。『え？ なに？ え？ え？』みたいな。すげぇ中途半端なリアクションしてると思う（笑）」

　また、同日放送の『極楽とんぼ オレたちちょこっとやってまーす！』（MBSラジオ）では、『めちゃイケ』が始まった当時をこう振り返っていた。

「正直言わせてもらうと、もう感謝しかないですね。観てくれた人、スタッフ、一緒にやってくれた演者。ウソでもなんでもなくね、感謝しかないわ。

　23歳くらいから、『とぶくすり』って番組が始まったのかな。で、27歳くらいから『めちゃイケ』が始まって。何もないおれらを拾っていただいたってことだよね。あの当時なんか、本当に吉本興業にも嫌われてましたし」

　所属事務所から嫌われるとは、どういうことか。

「吉本興業のお偉いさんが『極楽とんぼは使うな』ってフジテレビに言ったんだけども、スタッフのみなさん、（『めちゃイケ』総監督の片岡）飛鳥さんたちは、『いや、極楽とんぼでいきます』って言ってくれて。

　ゼロから教えていただいて、テレビっていうのはこうだ、と。『カメラ向いてから喋れ』って、基本的なところからね」

　現在では、朝の情報番組『スッキリ!!』（日本テレビ）で司会を務めるなど、さまざまな番組で活躍する加藤。彼にとって転機となった番組の終了とあって、「残り何回あるかわかりませんが、与えられた役割は全うしようと思っています」と、思いの強さを見せていた。