番組を通じて有名になってしまった人、番組が縁で人気者になった人……プロも素人も関係なく、引き込んでしまうのが『タモリ倶楽部』の魅力。
番組には、マニアックな一般人も多数登場した。2012年に放送された地図の企画に登場した高嶋敬氏もその一人だ。
「最初は、地図に関しての企画をやるので、事前リサーチをさせてほしいということで、番組のスタッフから電話がかかってきたんです。それに答えているうち、できれば出演して話をしてほしい、となりました」
番組では5年前の地図と最新の地図を比較しながら、新しい道が出来ている様子など、風景の変化を写真とともに紹介、解説した。
まだブレイクする前だった俳優の高橋一生も、地図好きタレントの一人として登場している。
ちなみに、有名人にも地図好きは多く、エレファントカシマシのボーカルとして活躍する宮本浩次も、じつは日本の古美術や古墳、古地図に造詣が深い。このほか漫画家の江川達也氏も、マンガ執筆に際して古地図を調べているうち、古い地形などに興味を持つようになったといい、番組に出演した。
高橋一生と共演した高嶋氏は、タモリの印象をこう語る。
「タモリさんの地図好きは “ガチ” という印象でしたね。地図に対する質問も的確で、根っからの地図好きだというのは、話していてすぐわかりました」
(週刊FLASH 10月17・24日合併号)