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『ドクターX』秘話「鈴木浩介」が西田敏行に感謝してもしきれない理由

芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2017.11.23 16:00 最終更新日:2017.11.30 14:11

『ドクターX』秘話「鈴木浩介」が西田敏行に感謝してもしきれない理由

 

 俳優の鈴木浩介が、11月17日放送の『アナザースカイ』(日本テレビ系)に出演、俳優を志したきっかけについて語っていた。

 

 母親の希望通りに大学進学を果たすも、周りの環境にうまく馴染めなかった鈴木は、大学1年の終わりで休学。当時、西田敏行が所属していた劇団「青年座」の研究生となる。

 

 鈴木は、「ふと思い出したんですよ。小学生のときに西田敏行さんのことが大好きで。再放送の『池中玄太80キロ』(日本テレビ系)で、号泣しながら『この人に会いたいなあ』ってなった気持ちをずっと覚えていたんです」と劇団に入ったいきさつを語っていた。

 

 俳優としてまったく食べられない状態が10年ほど続いたが、鈴木は2007年放送の『ライアーゲーム』(フジテレビ系)の演技で注目を浴びた。2013年には、念願だった西田との初共演を『ドクターX』(テレビ朝日系)で果たす。

 

 憧れの西田との共演は相当なプレッシャーだったようで、鈴木はこう振り返っている。

 

「緊張しすぎて耳鳴りがして。よくわからない状態になって、セリフが聞こえてこない。憧れすぎるとあそこまでいくんですね」

 

 そんな雲の上の存在のような西田だが、鈴木のことを気にかけてくれていたようだ。

 

 鈴木は、「すごく僕が人生で悩んだときに『1杯やろうぜ』って言って電話をかけてきてくれたんです、西田さんが。『酒が飲める状態じゃないので』って断っても、『ウーロン茶でいいから、外に出てこい』って。こんなに親身になってくれる人いないですよね」と、西田に対して感謝の気持ちを述べていた。

 

 2015年1月25日に放送された『ブラマヨとゆかいな仲間たち アツアツっ!』(テレビ朝日系)で、鈴木は西田と交流を持ったきっかけについて明かしている。

 

「300名から2名のみ残れる」という狭き門をかいくぐり、晴れて正式な劇団員となった鈴木。合格してすぐに、西田が主演していた舞台『屋根の上のバイオリン弾き』の会場に挨拶に行ったのだという。

 

「楽屋に『初めまして。鈴木浩介と申します』と挨拶したら、(すぐに)『ご飯食べに行こうよ』というお誘いがあったんです」

 

 食事に行った鈴木は、緊張のあまり日本酒を飲んでベロベロに。その後、トイレで一緒になった鈴木と西田の間には、こんなやりとりがあったという。

 

「2人で用を足しながら、『僕を追いかけて、この世界に入ってきてくれたのは嬉しいんだけど、これからは同じ舞台の上に立つ仲間だから、よろしくね』とおっしゃってくれて」

 

 鈴木は、「この人を追いかけてきて、間違いはなかった」と心の底から思ったという。

 

『アナザースカイ』では「西田さんがいなかったら僕はここにいない」と泣きながら語った鈴木。無名時代から気にかけてくれた西田への感謝は止まらなかった。

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