11月18日放送の『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)にて、若林正恭が小学校時代に受けた予防接種の思い出を語っていた。
「めちゃくちゃ怖いんですよ、注射打つのが。おれは若林だから、(注射を)打つころには、女子がおれの後ろに並んでんの。最後、(名前順の)『わ』だから」
女子がいる手前、かっこ悪いところは見せられない。
「平気で注射を打たなきゃいけないシチュエーションになってるわけよ。小学校1年で初めて打つことになって、あまりにも怖くて、打つ前に泣き叫んじゃったんですよ」
泣き叫ぶだけではおさまらなかったという。
「保健の先生に押さえつけられるんだけど、ちょっと先生に手をあげてしまって。突き飛ばして、走って保健室から出てって。注射を打たないで……。それから小学生の頃、クラスの中で全然モテなくなっちゃって」
その後、注射を受けられなかった子どもたちが 集まることに。
「後日、おばあちゃんと一緒に保健所みたいなところに打ちに行くんだけど。そこには、中央区の各小学校のおれのようなシチュエーションになった奴が集められてるわけよ。中央区代表のビビリが集められてる」
そこでは、泣きわめく子どもたちばかりだったという。
「泣きながら掃除のロッカーの上に登ってるヤツとか、打ちたくなくて本棚の上に登ってる奴とか(笑)。
20人くらいいるんだけど。『おれ、この中なんだな』って、凄い劣等感があったね」
帰り道に「なんでこんなに怖いのかなって思ったね。普通じゃないんじゃねぇかな」と、自分でも疑問に思ってしまったとか。
お笑いだけにとどまらず、独自の感性で紡ぐエッセイ『社会人大学 人見知り学部 卒業見込』などが人気の若林。彼のエッセイの多くは、日常のちょっとした出来事や常識に疑問を持ち、掘り下げていくスタイルだが、その片鱗はすでに小学生時代に芽生えていたのだろう。