【全国お天気キャスターランキング】『めざまし』出演女子大生・林佑香を抑えた、「慶應卒の城ガール」とは？

 

「抜群の人気を誇った檜山沙耶さんがお天気キャスターの引退状態にあり、昨今の “レジェンド” ともいえる貴島明日香さんが『ZIP！』レギュラーから離れて2年がたちました。女王の座が空いた今、戦国時代に突入しています」

 

　こう話すのは、大手広告代理店キャスティング担当者だ。いまや、テレビだけではなく、インターネット媒体でも多くのお天気キャスターが活躍している。そんな「混沌」の時代に、視聴者に支持され、本当に人気があるのは誰なのか。本誌は、広告代理店が全国5000人を対象に実施したアンケートの調査結果を入手した。視聴者のコメントとともにランキング結果を発表する。（以下、「」は視聴者の声）

 

関連記事：日本人女性初のお天気キャスター、今井登茂子さんは番組冒頭のアドリブが人気で視聴率40％を記録【各界の『虎に翼』】

 

　昨年2位から念願の1位を奪取したのは、久保井朝美。お天気のみならず、 “城マニア” としても知られ、2月には初の著書を発売、Amazonの考古学ジャンルで一時1位になった。慶應大卒の彼女の博識キャラが視聴者に刺さっているようで、「さりげなく地方の歴史や城の話をしていて、教養を感じる」「天気予報で自筆のイラストを差し込むなど、毎回楽しみにしている」と、高評価だ。

 

　2位は、現役慶應大生の林佑香。10代、19歳〜34歳の男女から支持を集めた。「控えめな声色が朝によく似合っている」。ちなみに、卒業後の夢はアナウンサー。来年は、どこかの局アナとしてデビューしてるかも?

 

　3位は中川絵美里。昨年6月に新井恵理那から『情報7daysニュースキャスター』のお天気コーナーをバトンタッチした。以前は、巨人軍のマスコットガールとして東京ドームで踊っていた。「前任者のイメージが強かったけど、今では毎週見る」「WBCのネット番組のMCで知ってからのファン」。

 

　4位は駒木結衣。昨年まで首位だった檜山とウェザーニューズの同期で、今は彼女が同社の看板娘に。「駒木さんのおしゃべりが好きでずっと見てる」「檜山さんが辞めちゃったから、駒木ちゃん推しに」。

 

　5位はマーシュ彩。貴島の後任で『ZIP！』8代めお天気キャスターを務める。「『ZIP！』出演者のなかでいちばん上品なイメージ」。

 

　6位は、SNSで大人気のなえなの。10代の女性から圧倒的な支持を得た。本誌には「色んな方に知っていただけたようで嬉しいです！」とコメントを寄せた。

 

　7位は大島璃音。モータースポーツのF1好きで、F1専門誌やカーレース番組にも出演している。「なにげなく見ているのに引き込まれる」。

 

　8位は初登場の菊池柚花。4月から『王様のブランチ』のお天気コーナーに登場、わずか2カ月でのランクインだ。メジャーリーグに詳しく『ワースポ×MLB』（NHKBS）の土日のキャスターも担当する。「スポーツ番組でも的確な進行ぶり」「番組の華やかなイメージにピッタリ」。

 

　9位は市村紗弥香。大学在学中に気象予報士試験に合格した才媛は、ファッション誌で専属モデルも務めた。「一日の終わりに明日の天気で市村さんに癒やされています」。

 

　10位は、大学3年時に気象予報士試験に合格した晴山紋音。野球好きで熱狂的な阪神ファンを公言している。

 

　11位は池田沙耶香。女優として活動後、お天気キャスターに転身し、初ランクイン。現在はラジオ番組に出演しており、「生放送に慣れているのか、堂々としている」。

 

　12位は田中美都。日本ハムのファンで、以前担当していた番組に日ハムのユニホーム姿で登場して話題に。今回も、お気に入りの写真を提供してくれた。「短いコメントでも多趣味や教養を感じます」。

 

　13位は近藤奈央。もとは、NHK長崎で契約キャスターを務めていた。『おはよう日本』のお天気コーナーは4年めで、「忙しい朝の出勤前に落ち着いて見られる」と安定感が評価に繋がった。

 

　今回のランキング結果を見て、民放テレビ局の情報番組担当者はこう話す。

 

「いまだに『女子アナ30歳定年説』が蔓延っていますよね。一方、お天気キャスターは、1位が35歳の久保井さんですから、年齢に縛られない人気が特徴です。専門的な知識が必要な職種だからこそ寿命が長いのでしょうが、民放内では『女子アナを超えるキラーコンテンツになるのでは』と期待されているほどです」

 

　今年の梅雨入りは例年より遅いといわれているが、彼女たちの笑顔で乗り切れそうだ。

 

写真・提供写真、本誌写真部

( 週刊FLASH 2024年6月18日号 )