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“大器晩成女優”MEGUMIは30歳目前で演技の道へ、壇蜜は教員免許取得…芸能界の一大勢力「底力エピソード」
芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2024.07.04 06:00 最終更新日:2024.07.04 06:00
「大きな鐘は、そうやすやすとは完成しない。大きな才能も、同じく完成までに年月がかかる」
古代の中国で賢人がこう語ったという伝承から生まれた言葉が「大器晩成」だ。その教えは、2500年以上たった今の芸能界でも通用するらしい。離婚後、再ブレイク中のMEGUMI(42)、ドラマ『不適切にもほどがある』(TBS系)で実力を印象づけた吉田羊……業界関係者に、大器晩成を体現する彼女たちの下積み時代を聞いた。
昨年末、電撃離婚で芸能界をにぎわせたMEGUMIは、グラビアアイドルから女優に転身して生き残った苦労人だ。
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「自分の賞味期限が正確にわかっていて、そこから次のステップを逆算していったのはすごい。『グラビアで仕事が来るのは20代まで』と割り切り、30歳を目前にして、女優を目指してアクティングスタジオに通い始めました。
彼女が結婚したのはそんなときです。いったん家庭に入ったように見えて、じつは芸能界での成功を諦めてはいなかった。女優業は最初から脇役狙いで、殺される役でも母親役でもノーは言わずになんでも受けていましたね。そのうちに、月9の木村拓哉さん主演の『プライド』(フジテレビ系)への出演が決まりました。グラビア時代を知る視聴者には『運がいい』と映ったでしょうが、オーディションを受けてのブッキングでしたから、努力のたまものだったんです」(テレビ局関係者)
壇蜜(43)も、グラビアアイドルの枠を超えて、映画にバラエティ番組に引っ張りだこになった大器晩成型だ。タレントになる前は、大学で教員免許を取得し、和菓子店を開店するために調理師免許も取った。葬儀社で働いていたこともあるという異色の経歴を持ち、芸能界入りしたのは28歳のときだった。
「社会人経験があるからか、礼儀正しく時間や約束は絶対に守ると、業界関係者からの評判はすこぶるいい。あれほどの美形で人気者とあれば、少しは高飛車になってもよさそうですが、そういうおごりはいっさい見られません」(女性誌記者)
一方、デビューは15歳と早かった松本まりか(39)。だが脚光を浴びたのは18年後のドラマ『ホリデイラブ』(テレビ朝日系)だった。
「腐らずにやってこれたのは、純粋に芝居が好きだから。彼女の真骨頂は、今年5月に公開された映画『湖の女たち』でしょうね。ずぶ濡れになったり、一糸まとわぬ姿を披露したり、体当たりというより周囲の俳優を凌駕するすさまじい演技でした。女優としてのステージがひとつ上がったと思います」(映画関係者)
17歳でダンスボーカルユニット「EE JUMP」として華々しくデビューしたソニン(41)だが、2年後に相方の不祥事で事実上の解散。そこからが茨の道だった。
「食べられなくなってからは、バラエティ番組でマグロ漁船に乗ったり、助産師をしたり、土佐犬と闘ったり……。テレビとはいえ、もはやアイドルではありませんよね。ミュージカルに活路を見出し、『ミス・サイゴン』のヒロインを演じたのが25歳のとき。とにかく全力を出し尽くすので、カーテンコールではもうヘロヘロなんです。その健気さが功を奏し、現在は舞台で欠かせない存在になりました」(演劇関係者)
山口紗弥加(44)は、かつて連ドラ出演には恵まれるものの、なかなか主演を掴み取れないという苦しい状況が続いていた。しかし、2018年に『ブラックスキャンダル』(日本テレビ系)で初主演。近年では深夜ドラマでの主演が続き、現在『柚木さんちの四兄弟。』(NHK)に出演中だ。
「オフでの性格は姉御肌で、人の相談に乗ってあげるタイプ。同じ事務所の田中みな実さんをはじめ、頼りにしている芸能人は多いみたいです」(映像制作関係者)