11月25日放送の『オレたちゴチャ・まぜっ!~集まれヤンヤン~』(MBSラジオ)にて、お笑い芸人、極楽とんぼ・加藤浩次が大先輩であるビートたけしの衣装について語っていた。
「『お笑いウルトラクイズ』とか、おれら若手で出てたとき。たけしさんがスタジオに入るとき、サングラスして、カシミヤのロングのコート着て……見るからにカシミヤってわかるのね。もう、かっこいい。中も黒で、黒っぽいコートで『おはようございます』って入ってきて」
そこから、たけしは衣装に着替える。
「頭とか、着ぐるみで。お腹に腹巻きみたいなの巻いて、ステテコみたいなのと、サンダルを履く。それがすごい格好よく見えたんだよね。
ふだんはかっこいい格好してるのに、バラエティの着ぐるみとか変な格好に着替えるのが『すげえかっこいいな』って思ったんだけどね」
弟子の水道橋博士が、たけしのファッションに関する教えを語ったことがある。
「芸人は “足下” を見られる。下駄を見られるから足下だけはピカピカにしておけ!」と言われたため、いまでも靴をたくさん買ってしまうとか。
たけしは、かつて笑福亭鶴瓶、今田耕司、東野幸治と「ブリーフ4」を結成し、パンツ一丁で都内各所に出没を繰り返す企画に出演したことがある。
昔からファッションには気を使っていながら、本番では躊躇なく、ウケをとるためのおもしろい衣装に着替える。そんなお笑い魂を、若き日の加藤はかっこいいと感じたのだろう。