「気温はすでに30度に迫っていた朝の9時ごろ、女優の菜々緒さんが、ドラマの撮影に参加していました。横断歩道を渡るシーンで、菜々緒さんは右手をしっかり頭の上まであげていました。スタイル抜群の菜々緒さんの歩く姿はさっそうとしていましたが、子どものように手をピンと伸ばしていたのが、コントみたいでおかしかったですね。菜々緒さんは、撮影の合間には、暑いのかジャケットを脱いでノースリーブ姿に。笑顔でスタッフをねぎらうなど、やる気があふれている感じでした」(居合わせた通行人)
8月3日、都内某所。10月スタートのドラマ『無能の鷹』(テレビ朝日系)の撮影現場に、主演の「鷹野ツメ子」を演じる菜々緒の姿があった。
ドラマは、女性コミック誌「Kiss」(講談社)で連載された、はんざき朝未氏の漫画が原作。見た目はスマートで有能そうなヒロインだが、じつは漢字の読み書きやコピー機の扱いが苦手、パソコンも起動できないという“無能”な社員。だが、そんなことは意に介さず、さまざまな奇跡を起こしていくというコメディだ。NHK大河ドラマ『光る君へ』で一条天皇を演じる塩野瑛久(あきひさ)や、井浦新、工藤阿須加らが脇を固める。
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芸能関係者は、菜々緒のドラマへの意気込みをこう話す。
「いままで菜々緒さんが演じた役は、できる女や、悪女が中心でしたが、それが今回は“できない”女を演じることになりました。しかも、コメディ色が強い作品です。菜々緒さんは女優になって13年、毎年のように話題作に抜擢され、着実に女優としてのキャリアを重ねてきていますが、まだ代表作と言っていい作品がありません。だからこそ、強い覚悟で撮影に臨んでいるのかもしれません」
菜々緒本人も、原作を読んだ際のコメント欄で「菜々緒で実写化してほしい」という声を多く見たとして、《この作品に、すごく運命や使命を感じていますし、多くの方に届いて、少しでも楽しんでいただけると嬉しいです!》と、ドラマの公式サイトでコメントしている。
36歳を迎える菜々緒にとって、新たな出世作になるか。
( SmartFLASH )