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クリスマスの靴下を履かれ…たけしが「グレだした」父との思い出

芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2017.12.18 16:00 最終更新日:2017.12.18 16:00

クリスマスの靴下を履かれ…たけしが「グレだした」父との思い出

 

 ビートたけしが12月13日放送の「こんな世の中はイヤだ!」(日本テレビ系)で、父・菊次郎さんとのクリスマスの思い出を明かした。サンタクロースがプレゼントを入れてくれると信じて、靴下を枕元に置いておいたところ、「誰かが来たと思ったら、親父が『うー寒い。これ履いとこうか』と履いてしまった」という。たけしは「それからグレだした」と語った。

 

 さらにたけしの姉がクリスマスケーキを買ってきたところ、帰ってきた菊次郎さんが「なんだ俺のいない間にケーキなんか買いやがって」と地下足袋のまま踏んづけたという。すると、「ケーキ(の芯)の釘が刺さって、『痛い』と歩きまわったから、家中ケーキまみれになった」と散々な思い出を告白した。

 

 菊次郎さんは腕のいい塗装工だったが、酒癖が悪く、型破りな父親だったと伝えられている。2014年10月31日放送の『たけしのニッポンのミカタ!2時間SP』(テレビ東京系)では、菊次郎さんが塗装したという東京タワーをたけしが訪問し、一部を自らペンキ塗装した。

 

「(菊次郎さんは)東京タワーを塗ったと威張っていたけれど、塗っていたというより、ペンキをかけたみたいなもんだよ(笑)。でも、ああいう建物を見ると……あの時代にあんなものを作れるってすごいよね。とんでもない技術だと思うね」

 

 父や先人たちが知恵を合わせて完成させた偉業に感動していたたけし。10月6日放送の『ぴったんこカン・カン』(TBS系)では、たけしが地元の足立区を回りながら、菊次郎との思い出を告白していた。菊次郎さんが塗装を手がけた寿司店に入り、「この柱はオヤジが塗った。もともと漆職人だったから、自尊心が強くて……。『俺はペンキ屋じゃねえ。漆職人だ』っていつも言ってた」と明かした。

 

 同番組では、菊次郎さんがプロレスラー・ジャイアント馬場のプロレス試合を観に行った際のエピソードも紹介。せっかちな菊次郎さんが早く会場に着くと、リングの上でジャイアント馬場が悪役レスラーと仲良くキャッチボールしていて、驚いていたという。

 

 2016年12月21日放送の『ファミリーヒストリー スペシャル』(NHK総合)では、たけしの兄の北野大氏がこんなエピソードを披露していた。たけしは明治大学に入学するも中退してしまうのだが、2004年、同大学から「特別卒業認定証」が授与された。その直後の菊次郎さんの命日、大氏の夫人が墓参りに行ったところ、すでに花が供えられていた。大氏によると、「たけしが真っ先に(大学卒業を)報告に行ってたんですね」とのことだ。

 

 豪放磊落ながら、職人気質だった菊次郎さんの性格は、たけしとどこか共通する。激動の時代を生きた家族ならではの絆が、たけしという人間を形成したようだ。

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