10月上旬の昼下がり、東京のレストランでおしゃべりに興じるマダムたちの一団があった。気心の知れたママ友同士なのだろう。和気あいあいとした雰囲気ながら、2000円のランチを片手に子育てから夫の愚痴、噂話まで話のタネが尽きない。なかでも、場の回し方の上手さでひときわ目立っていたのが、フリーアナウンサーの中村仁美だ。
2011年3月に、お笑いコンビ「さまぁ~ず」の大竹一樹と結婚した中村は、3人の子宝に恵まれた。日々、育児に奮闘する様子をInstagramで発信するかたわら、フリーアナウンサーとしても活躍している彼女の評判を業界関係者に聞くと、すこぶるいいという。
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「制作サイドからすると、非常に使いやすいんです。たとえば、生放送で『30秒のコメントをください』とスタジオで突然ムチャぶりしても、きっちり30秒の中身のあるコメントを放り込んでくれる。普通のタレントさんや女優さんだと、なかなかできない芸当なんです。アナウンサー出身だから、生放送で言っちゃいけないこともしっかりわかってますし、使う側としては安心です。視聴者からの好感度も高いから、企画会議のキャスティングによく名前が挙がります」(制作会社関係者)
現在、レギュラー番組の『田村淳の訊きたい放題』(TOKYO MX)をこなす傍らで、『ラヴィット!』(TBS系)や『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)、さらには大阪や名古屋など地方局のワイドショーのゲストとしても引っ張りだこ。3人のママとして、大竹の妻として、さまざまな需要があるだけに多忙を極める。そんな中村は、日々“亭主関白夫”と格闘中だという。
「大竹さん夫妻は仲よしなのですが、基本的に言いたいことを中村さんが我慢していて、それをぶつけずに飲み込むことで家庭内平和が保たれているとか。たとえば、家に大竹さんがいて何もすることがないと、中村さんの予定にすぐついて行く。近所のスーパーに一緒に買い物に行くと、大竹さんが食べたいものを山ほど買う。それもポテチとかジャンクフードばかり。
中村さんとしてはやめてもらいたいが、結婚したときに『申し訳ないけど俺の生活スタイルを変えるつもりはないから』と釘を刺されていたため、言っても無駄はことはわかっている。どれほど大竹さんが頑固かというと、中村さんが初産で、しかも予定日より早く陣痛が来て入院しても、仲間と飲みに行ってベロベロに酔って病院にやって来る。中村さんのダウンジャケットにくるまってすぐ横で寝てしまったそう。出産当日も特番の収録でいなかったため、一生の記念写真は撮れずじまいだったそう」(芸能記者)
ただ、大竹にも時折見せる“父親”の顔があった。
「大竹さんはまったく家庭を顧みないわけではなく、運動会に行って長男が走っているのを見ると、『よく大きくなってくれた』と泣き、好きな晩酌もみんなが寝静まってから1人で飲むほど気をつかっているそう。男の子3人ですから、アイスクリームを滑らせて遊んだり、テーブルにドリンクをわざとぶちまけ、テーブルから飲んだりする。そういうダメなところは全部自分の遺伝で申し訳ない、と大竹さんは思っているんだとか」(同前)
家にいたずらっ子を“4人”抱える中村だが、日々のリフレッシュは「テニス」だという。
「仁美さんは、子供たちが幼稚園や学校に行っている午前中、週1回ほどテニススクールに通っているそうです。テニス仲間は年代もバラバラだそうですが、そこで出会ったママ友と今度試合に出場することを嬉しそうに語っていました。もともと、1番上のお子さんが早生まれで、同学年の他の子と比べて体が小さかったんです。それを気にした仁美さんが、『何かスポーツをさせよう』と考えて思いついたのが、両親が60代になってもいまだにやっているテニスだったそうです。スクールや試合への送り迎え、スポーツドリンクやお弁当の用意など、負担だらけだったのは誤算だったようですが(笑)。
仁美さん自身、子供のテニスの練習相手を務めることもあります。これがなかなか大変だということで、改めてテニスを始めるべく、2023年7月に発足した坂下千里子さん主宰の『坂下テニスクラブ』にも定期的に参加しています。このクラブでは、サンシャイン池崎さんやハライチの澤部さん、おぎやはぎの小木さんらと定期的にラケットを振るっているそうです。最近、次男、三男も長男の真似をしてテニスを始めたと聞いたので、大竹家の“テニス漬け”は当分続きそうですね」(別の芸能記者)
家事や育児にてんてこ舞いの仁美ママを、労えるのはさまぁ~ず・大竹しかいない!
( SmartFLASH )