ドラマに歌にコントに……まさにひっぱりだこの一年を過ごした「草食系モテ男」代表の星野源(36)は、少しぎこちない動作で紅白歌合戦のリハ演奏した。歌ったのは『Family Song』。ラブコメドラマ『過保護のカホコ』(日本テレビ系)の主題歌で、ドラマとともに話題になった下半期の新曲である。
当日は、白組の39番目(全45組)として、フィナーレに向けて盛り上げていくポジション。今回で3回目の出場となり、会場のNHKホールは「歌いやすくて気持ちがいいから好き」と好環境だったようだが……。
「リハーサルまでは緊張せずやれましたが、本番はちょっとわからないです。裏に『LIFE』(NHK)のスタッフのみんながいて、(共演している)総合司会の内村さんがかなり緊張されているとお聞きしました。多分、内村さんと一緒に緊張する感じでしょうね。内村さんの緊張を受け取るような」
星野が「緊張仲間」だという初司会の内村光良(53)は、Tシャツに綿パンという超ラフな出で立ちでホール内を視察、審査員席前の壇上でおどける余裕をみせた。ただ、午後8時ごろに衣装を着て会見に臨んだ際は、「緊張はまだなんですよ。でもどっかでしてるんでしょうね。徐々に明日、明後日と緊張が高まっていくのでは」と、星野との共鳴を感じさせる発言をした。
星野は今年を振り返って、こう満足評価を下した。
「全国ツアーがあったので、日本全国の人にあいさつをしたような感じです。2017年になったときは『あんまり無理しない』というのが目標だったんですけど、無理をしてしまって(笑)。でも、そのぶん、仕事はすごく楽しかった。好きな仕事、歌と役者を突き詰めていけた」
自身が主演するドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の主題歌で、2016年の紅白歌唱曲だった『恋』のブームが今年も続いていたことも驚いていた。
「自分が大好きな曲なので。たとえば、学校の横とか歩いてたりすると、聞こえてきたり踊ってたりするんですね。『スゴイな!』と思って」
来年の目標は、「遊びたいなと思って(笑)、仕事でもプライベートでも」といたずらっぽい笑顔で語った星野。面白いポーズを、と報道陣から求められ、おっぱいワシ掴みでニコリ。オープンスケベを公言している星野ならではの対応だった。