芸能・女子アナ芸能・女子アナ

芸能界に偉業を残した萩本欽一「お笑いはパクリOK」

芸能・女子アナFLASH編集部
記事投稿日:2017.12.30 11:00 最終更新日:2017.12.30 11:00

芸能界に偉業を残した萩本欽一「お笑いはパクリOK」

 

 タレントの萩本欽一が12月24日、『第43回 ラジオ・チャリティ・ミュージックソン』(ニッポン放送)に出演。メインパーソナリティーのオードリーとお笑いを語り合った。
 

 

 若林正恭が「お願いがあるんですけど、コント55号のネタ全部、タダでくれませんか? 似てるんですよ。僕と春日(俊彰)の関係性と」と必死でお願い。

 

 萩本は「普通は『お金出すんで1個くれませんか?』って言うんじゃないの?」とツッコミ。だが、「放送で芸能人が『あげません』って言うことはない。あげる! あげる!」とまさかの快諾。

 

 あくまで「放送上は」という萩本に、若林が「オードリーのネタと交換しましょう」と食い下がると、萩本は「いらねえ」と拒否。

 

 そんなお笑いのネタについて、萩本は「お笑いには著作権がないから、これだけ広まったし、発展したの。お笑いはパクリOK」と発言。オードリーにコント55号の往年のギャグ「飛びます! 飛びます!」の言い方を指導した。

 

 舞台が中心だったお笑いをテレビというフォーマットに適応させていった世代の第一人者として知られている萩本。かつて “視聴率100%男” と呼ばれた萩本は、現在のバラエティ番組では当たり前のものを次々に発明した。

 

 まずは、マイクを持つ必要がなくなるピンマイク。これについて萩本は『スッキリ!』(日本テレビ系)で「ニューヨークで舞台を観ていたら、マイクがないのに音が聞こえる。聞いてみたら、『お前の国のだよ』と笑われた。それがピンマイクだった」と説明。だが、「オレより前に、某ディレクターが使っていたんだけど、彼が黙ってくれているので(笑)」と実は先に使い始めていたスタッフがいたらしい。

 

 また「天然(ボケ)」という言葉も萩本が生み出したと『ヤングタウン土曜日』(MBSラジオ)で明石家さんまが明かしている。さんまの運転手だったジミー大西を番組に起用した萩本は、彼を「天然だね」と評した。そこから、さんまが『オレたちひょうきん族』(フジテレビ系)でジミーを「天然」と呼びだし広まっていったという。

 

 さらに番組の進行役などを担当する「女性アシスタント」の起用も萩本がきっかけ。『おじゃMAP!!』(フジテレビ系)で萩本は「事務所に『司会の仕事はできないから断って』って言ったんだけど、司会の仕事が来た。『僕は(番組を)前に進められません』と断ろうとしたら、『前に進める人がいればいいですね』と言われて」女性アシスタントを起用することになったという。

 

『24時間テレビ 「愛は地球を救う」』(日本テレビ系)の初回の総合司会を担当し、2007年には過去最高齢でチャリティーマラソンランナーを担当。2015年には駒沢大学に社会人入試で合格して、仏教学を学んでいる。2017年11月には、番組制作過程を追ったドキュメンタリー映画『We Love Television?』も公開されるなど、萩本はこれからも芸能界に偉業を残していきそうだ。

続きを見る

今、あなたにおすすめの記事

芸能・女子アナ一覧をもっと見る